...介入するわけには行きません...
梅崎春生 「凡人凡語」
...いかなる感情も介入する余地なき正確なる企画と先見によってことを行なうものにとっては...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...必ず第三者の牽制(けんせい)やら猜疑(さいぎ)やら嘲笑(ちょうしょう)やらが介入するもののようである...
太宰治 「惜別」
...こいさんは私が介入することを好まない様子であるし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そういうものの介入するようなことがあり...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...尤もどういう仕方に於て実践の要素が認識の過程に介入するかは...
戸坂潤 「科学論」
...階級性が介入する余地は多すぎる程多いということを忘れてはならないのである*...
戸坂潤 「科学論」
...すでに資本制的支配者の限度を越えて農民勤労者の立脚点を介入するという経験を有っていることだ...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...偶然の介入する余地が...
中原中也 「新短歌に就いて」
...もはや農村の湯治客などの介入する余地は...
中谷宇吉郎 「温泉1」
...湯治客などの介入する余地がなくなったのは当然である...
中谷宇吉郎 「温泉1」
...外国の事情に決定的に介入することは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...「まだあなたが私を信頼して打ち明けられないうちから――このご信頼を私はむろんどんなことがあっても悪用はいたしませんが――私がこのやりかたに介入することが正しいかどうか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...旅行者のほうでは介入する義務があると感じているのだった――将校は今や完全に正しくふるまっているわけだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...あらゆる政機に介入するようになった...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...平和維持を口実として確実に介入するだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...しかし戦争が介入するとこの変動は常に財産状態に不可避的に混乱を生ぜしめざるを得ないような力と速度とを与えられることになりがちなのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...利益が彼ら帝王を第一の不信にさそったのであるが(政治にはほとんど常にこの利益というやつが介入する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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