...今茲にその数個を示さん...
高木敏雄 「比較神話学」
...今茲(ことし)は病院の方を罷(よ)さして...
徳田秋声 「足迹」
...今茲(ことし)二十四になった子息(むすこ)のこともよく解っていた...
徳田秋声 「足迹」
...実に今茲(ことし)四月某日なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その原因は今茲で述べるまでもない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...今茲ではただこの時間がまだ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ヘーゲルの弁証法を今茲に詳しく説明していることは出来ない...
戸坂潤 「辞典」
...――この行政方針の良否を私は今茲で問題にするのではないが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...今茲に可能である二つの場合は...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...私は今茲に作品の倫理的批評に就いて一二のことを云ってみたい...
豊島与志雄 「作品の倫理的批評」
...今茲にわれ醫の勸によりて...
長塚節 「草津行」
...此山今茲屡ば爆烈し...
長塚節 「草津行」
...今茲で簡単にその証明をするわけには行かぬ...
中原中也 「よもやまの話」
...今茲(ここ)に空気の一塊(ひとかたまり)が高い所へ昇って行くと...
中谷宇吉郎 「雪」
...今茲に判然と云うことは出来ない...
「予の描かんと欲する作品」
...予は今茲に予の經由せる地方...
原勝郎 「貢院の春」
...作者は日本語を使つて今茲に法廷の模様を写生しつつあるのだから...
平出修 「公判」
...「今茲壬申...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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