...今朝方、少し遅刻してしまいました...
...今朝方のニュースによると、地震が発生したそうです...
...今朝方、彼女から嬉しいメールが届いた...
...今朝方の天気予報によると、明日は晴れるそうだ...
...今朝方は眠くて起きるのが辛かった...
...今朝方より大工がやって来て...
梅崎春生 「風宴」
...記憶のよい読者は、彼が、いつの間にか、東京警備司令部の地下街に忍びこんでいたことや、今朝方のこと、お茶の水附近で、湯河原中佐や塩原参謀の乗っていた偵察機(ていさつき)に、赤外線写真の撮影を依頼したことを、思い出されるに違いない...
海野十三 「空襲葬送曲」
...私は早速(さっそく)今朝方見た...
岡崎雪聲 「子供の霊」
...「今朝方から註文がまたこない参りまして...
薄田泣菫 「茶話」
...「今朝方あまり食べ過したものか...
薄田泣菫 「茶話」
...いづれも今朝方、夜明の一番列車で出て来て、思ひ/\に知合ひの農家をたづね歩き、買出した物を背負つて、昼頃には逸早(いちはや)く東京へ戻り、其日の商ひをしやうといふ連中である...
永井荷風 「買出し」
...今朝方、暁(あかつき)かけて、津々(しんしん)と降り積った雪の上を忍び寄り、狐は竹垣の下の地(じ)を掘って潜込(くぐりこ)んだものと見え、雪と砂とを前足で掻乱(かきみだ)した狼藉(ろうぜき)の有様...
永井荷風 「狐」
...たつた一晩外泊したばかりなのに今朝方から何と云ふ譯もなく自分の書齋が戀しくなつて堪らない氣がしだした...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...先生は今朝方(けさがた)御病中の髪を結直(ゆいなお)しておられる時突然卒中症(はやうちかた)に襲われ...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...今朝方帰りがけに窓の雨戸一枚明けて行ったままで...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...今朝方(けさがた)までいた硝子屋(ガラスや)へ様子を聞合(ききあわ)すと...
永井荷風 「ひかげの花」
...今朝方(けさがた)玩弄(おもちゃ)にしていた風船玉を茶の間から持って来て...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...今朝方の新聞であの老人夫婦が殺されたと知つて誠に驚いとる譯です...
南部修太郎 「死の接吻」
...私のことを仰しやつて?」「ほんの今朝方あなたのことを話して...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「今朝方は、また二寸からの減水で、いよいよ車は水が呑めなくなりましたが、お心はたしかであつて下さいよ...
牧野信一 「バラルダ物語」
...今朝方とう/\お逝去(なくな)りになったのです...
松本泰 「緑衣の女」
...今朝方から、曹操の兵が城外におびただしく、禁門の出入りも何となく常と違うので、早くから衛府に詰めていた玄徳は、それと見るや、自身、逍遥馬の口輪をとって、帝のお供に従った...
吉川英治 「三国志」
...なお数千の兵があった狐塚の今朝方などよりも...
吉川英治 「新書太閤記」
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