...瓦塀を利用した外壁の家が今人気がある...
...今人は少数の専門家を除き...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...こう云う今人の論法は勿論(もちろん)所謂(いわゆる)循環論法に過ぎない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...今人を集めに行ったところなの...
芥川龍之介 「偸盗」
...又同じ今人にしても...
芥川龍之介 「八宝飯」
...ざつと大正十二年の三四月以後の今人である)清閑を得ずにもさつさと随筆を書き上げるのである...
芥川龍之介 「野人生計事」
...自分の生活と思想とを獨得にせむが爲に古人及び今人と共通なる内容を驅逐するは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...或人は登山者として今人生の中腹を登つて行く...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...今人を呼び起したのも勿論それだけの用はあったので...
高浜虚子 「子規居士と余」
...古人今人の作品なども無論...
田山録弥 「小説新論」
...行列に加わっている人達の顔はみんなたった今人殺しでもして来たように凄い恐ろしい形相(ぎょうそう)をしている...
寺田寅彦 「夢」
...今人々が甲であるか乙であるかによって測定の結果が物理的に異って来るかも知れない...
戸坂潤 「科学方法論」
...今人(こんじん)の智能古人に比して劣れるが故か...
永井荷風 「向嶋」
...その博識なるは今人(こんじん)の及ぶところにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...今人家(じんか)に栽培(さいばい)している蔓草(つるくさ)のアサガオは...
牧野富太郎 「植物知識」
...この種の理想は今人にして古代の事物を詠み...
正岡子規 「俳人蕪村」
...其文は今人(きんじん)の見て奇異とすべきものなるが故に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今人は塵芥の熟字を区別して考えないが...
柳田國男 「地名の研究」
...大観と雪村とは、似ても似つかぬようであるが、郷土を共にしている同田同耕の関係だろうか、私には、その二人の肌合いや画臭のうちに、古人今人もなく、どこか共通なものがあるように思えてならない...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
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