...今でも樣々の細々したことに就いて彼此云ひたいとは思はない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...今でもはっきり覚えているのは...
高見順 「如何なる星の下に」
...僕は二十年後の今でも...
太宰治 「惜別」
...文章を引用してみますと〈我々は初めてそれらの家々を眼にした時の驚きを、今でもなお、まざまざと瞼(まぶた)に思い浮べることができるのであったが、いずれは樵夫(やまがつ)か猟師たちの陋(むさ)くるしい小舎であろうと考えていた我々の想像は根底から覆されて、今、これらの家の前に佇んでは、ほとほと我々自身の眼を疑わずにはいられなかったのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...ぼくは十五年後の今でも...
田中英光 「さようなら」
...私をご覧なすったら!」「なんですって! 今でもまだ?……」彼女は笑った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今でも土地によってはその実在をさえ信じているところもあるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでこの池を今でも鏡が池と申しまする」「へええ...
夏目漱石 「草枕」
...今でもあの博覽會夜景の樂しさを忘れない...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...今でも関係はないわけです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...今でも公債の利子が...
三宅花圃 「藪の鶯」
...今でもその地方の娘たちの間には歌が一つ残っていて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今でも石の小さな大師様の像を立てて...
柳田國男 「日本の伝説」
...今でも道普請(みちぶしん)の土運(つちはこ)びには...
柳田国男 「母の手毬歌」
...今でも海岸の村などに古い形の婚姻方式が残るのはそのためで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...是が今でも多勢の人に読まれて居る「郷土研究」という雑誌で...
柳田国男 「予が出版事業」
...今でも寂巖の書に私淑してゐるといふやうなことを書いてゐたが...
吉川英治 「折々の記」
...今でもそれを思ひ出すごとに私にはその空の色が眼に見えて來る...
若山牧水 「樹木とその葉」
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