...宿敵として彼が私の仇敵であることは一目瞭然だ...
...仇敵を倒すために、彼は必死に訓練を積んだ...
...彼とは仇敵同士で、対立する立場にある...
...彼女が私に隠れて仇敵と接触していたことがわかった...
...彼は仇敵を追い詰めるために、あらゆる手段を使った...
...だから僕のために仇敵をうったも同然だ...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...亡父の仇敵だったことをハッキリ知って...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...身を昨日までの仇敵スペインに売り渡してしまった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...(でも、一太刀は――お姉様、仇敵を、取りました)深雪は、掌の中へこたえた手答えが、どのくらいの深さのものだか、判らなかったが、それでも(十分)と、いうような感じがした...
直木三十五 「南国太平記」
...(この男を斬るために、二年近く、様々の苦労をして――)と、思うと、仇敵とも、敵とも、感じようのない、みじめな牧の骸(むくろ)の前に立って、何んのために――何うして、ああまで一家が、苦労したのか、判らなくなってしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...倶(とも)に天をいただかざる仇敵(きゅうてき)です」「強(し)いて憎もうとしているんじゃありませんか」「そんなはずはありません」「許しておやりなさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か仇敵のように聞こえようけれど...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...仇敵関係に在る他種族に復讐するためであるとか...
中村地平 「霧の蕃社」
...彼らの仕打を仇敵(きゅうてき)の如く憎んだ健三も...
夏目漱石 「道草」
...世間は我等が仇敵(かたき)にして...
一葉 「暗夜」
...逢うはずもない仇敵にこんなところでめぐりあったのは...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...「あの基督の仇敵(かたき)が言ふことといへば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...仇敵どもに接近することの出来たのも日頃信心の仏神や...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...彼はやがて仇敵(かたき)どもがすすめる杯を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「骨肉の兄弟でありながら、相見たとたんに、仇敵のように、逃げようとするのは、どうしたわけじゃ...
吉川英治 「大岡越前」
...神仏を仇敵(かたき)のように呪っている人である...
吉川英治 「親鸞」
...仇敵の叔父共に知られたら...
吉川英治 「平の将門」
...縁につながる人々の仇敵だ……やらいでか...
吉川英治 「平の将門」
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