...宿敵として彼が私の仇敵であることは一目瞭然だ...
...仇敵を倒すために、彼は必死に訓練を積んだ...
...彼とは仇敵同士で、対立する立場にある...
...彼女が私に隠れて仇敵と接触していたことがわかった...
...彼は仇敵を追い詰めるために、あらゆる手段を使った...
...それだけ葉子は母と両立し得ない仇敵(きゅうてき)のような感じを持った...
有島武郎 「或る女」
...……また猫にや追はれけん」「鼬(いたち)にや襲はれたる」「疾(と)くいへ仇敵(かたき)は討ちてやらんに」ト...
巌谷小波 「こがね丸」
...仇敵エベール氏は小気味よげにあざ笑った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...まるで彼女を恨み重なる仇敵でもあるかの様に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...馬鹿野郎どもが」最後は仇敵を目の前にしているような叱だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「仇敵」のごとく追いまくられた...
高見順 「いやな感じ」
...補祭は自分の仇敵である神学校の生徒監を思いだした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...自分の探し求めてゐた仇敵なのか...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...大川竜太郎と米倉三造とは恐らく永久に手を握りあうことのできぬ仇敵(かたき)同士であったからである...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...仇敵(かたき)二人を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...誓って君の両親の仇敵(かたき)を打たして上げる」少年は顔を上げた...
夢野久作 「暗黒公使」
...対岸に立った仇敵の嘲蔑(ちょうべつ)です...
吉川英治 「江戸三国志」
...亡父の仇敵坂上典膳を討つといふ目的があつた...
吉川英治 「折々の記」
...「呉は倶(とも)に天を戴(いただ)かざるの仇敵だ...
吉川英治 「三国志」
...倶(とも)に天を戴(いただ)かぬ仇敵(あだがたき)とまで世上にいわれていた正成どのの妹...
吉川英治 「私本太平記」
...鎬(しのぎ)をけずり合って来た宿年の仇敵国であったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...神仏を仇敵(かたき)のように呪っている人である...
吉川英治 「親鸞」
...不倶戴天の仇敵の前に...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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