...宿敵として彼が私の仇敵であることは一目瞭然だ...
...仇敵を倒すために、彼は必死に訓練を積んだ...
...彼とは仇敵同士で、対立する立場にある...
...彼女が私に隠れて仇敵と接触していたことがわかった...
...彼は仇敵を追い詰めるために、あらゆる手段を使った...
...同業者はもちろん仇敵(きゅうてき)だ...
伊藤左千夫 「去年」
...馬鹿野郎どもが」最後は仇敵を目の前にしているような叱だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...かく互いに仇敵たるべき資格を充分に備えている動物個体が...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...あたかもその雑誌社の人が仇敵(きゅうてき)か何かでもあるみたいに...
太宰治 「男女同権」
...ばかに交通巡査を眼の仇敵(かたき)にしてるようだが...
谷譲次 「踊る地平線」
...世の平民主義の仇敵をもってみずから任ずるの士はこれをもってモンテスキュー...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...仇敵佐々木劔刀斎岸柳の動静を探らんがため...
豊島与志雄 「文学以前」
...お身とは仇敵同士として...
直木三十五 「南国太平記」
...深雪は(姉上の仇敵)と...
直木三十五 「南国太平記」
...村落(むら)の若者(わかもの)は彼(かれ)の爲(ため)には仇敵(きうてき)である...
長塚節 「土」
...沢山の人の中から一人の仇敵を探しだすのは...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...彼は特にその最も仇敵である楠正成を愛敬し...
萩原朔太郎 「足利尊氏」
...山田にとつては殆ど仇敵にも等しい関係があつた...
北條民雄 「道化芝居」
...眼の仇敵(かたき)にして跳びかかってくる...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...村政上のことで村人の仇敵(きゅうてき)になっているJ氏だったので思わぬとばっちりが私にも降りかかったのであろう...
牧野信一 「鬼涙村」
...仇敵を罵るかのやうな態度で罵倒演説を試みてゐたらう...
牧野信一 「山彦の街」
...邪(よこしま)な人々にも仇敵にも十分激しく走りかからない」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...幼少から今日まで弁海が範宴を憎悪することはまるで仇敵のようである...
吉川英治 「親鸞」
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