...驍悍を以て天下に知られたる渡辺党亦算を乱して仆れ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...腕金を横に仆して...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...口を大きく開けて仆れていた...
海野十三 「赤外線男」
...私は実に公敵として互に死を決してもこの人間を仆さなければならぬと存じます...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...テントに仆(たお)れかかる...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...地に仆(たお)れて慟哭(どうこく)これを久しゅうしたが...
南方熊楠 「十二支考」
...それが仆(たお)れないで立っているのだ...
柳川春葉 「怪物屋敷」
...お蝶を船底に押し仆(たお)すと...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼よりもはるかに実力もなければ年歯も若い曹操(そうそう)に倒されました」「弱者がかえって強者を仆す...
吉川英治 「三国志」
...わずかな守兵は次々に仆れてゆき...
吉川英治 「私本太平記」
...煙の中の蚊(か)のごとき人影はみな仆(たお)れ...
吉川英治 「私本太平記」
...昼の臥床(がしょう)に仆(たお)れるなどは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...またたくまに数人の手負(てお)いが、大地に仆れ、禅定寺の石垣の根へ這った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...気息奄々(きそくえんえん)たる原士と堀田伊太夫の死骸が仆れている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...これに仆れておる台所庖丁人...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...行き仆れ牢人の赤壁八十馬(やそま)の死骸を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...樹から落ちて気を失ったまま仆れておりますが」――こう告げると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...風に打たれた案山子(かかし)のように陀雲の体は横に仆(たお)れていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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