...危く前に仆(のめ)らうとしたのを...
石川啄木 「天鵞絨」
...牝牛どもに牽かせて引き仆(たお)し...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...法王を仆(たお)せ!(そのころ万事が皆ローマと乖離(かいり)していたのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...アンジョーラはその将校を仆(たお)してしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...主人がよろよろと仆れるのを見た...
浜尾四郎 「正義」
...コルトンが草の上へ俯せになって仆(たお)れていた...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...私の隣席にいた若い仏蘭西人が恐ろしい形相をして仰向に仆(たお)れている...
松本泰 「日蔭の街」
...仆るれば壁上に其體をなげかけ其上に壁を築かしめた...
南方熊楠 「人柱の話」
...ひいきのひき仆しだけで...
吉川英治 「折々の記」
...敵が勢いよく仆れるのと一緒に...
吉川英治 「黒田如水」
...兄の紀一郎は物すごい勢いで仰向けに突き仆されていたのだった...
吉川英治 「剣の四君子」
...吹き仆れたら仆れたまま...
吉川英治 「私本太平記」
...クルクルッと体を廻してぶっ仆れた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...義仲を仆(たお)して...
吉川英治 「随筆 新平家」
...仆されたまま、エエッ! と、持ったる刀で地を払ったのは黒装束のほうの男...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一つ仆れ二つ仆れ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...寝てるよ」「柵のような物を築いておりはせぬか」「そんな事あねえな」「梅の樹など伐り仆したり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あげくには自分も打ち疲れてセイセイ云いながら仆れてしまった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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