例文・使い方一覧でみる「仄かに」の意味


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...通信で仄かにそれと察してはゐたのであるが...   通信で仄かにそれと察してはゐたのであるがの読み方
石川三四郎 「浪」

...雪燈(ぼんぼり)は仄かに玉のごとき頸(うなじ)を照らした...   雪燈は仄かに玉のごとき頸を照らしたの読み方
泉鏡花 「婦系図」

...仄かに廿日あまりの月が昇つて...   仄かに廿日あまりの月が昇つての読み方
今井邦子 「誠心院の一夜」

...楠の樹の若葉仄かに香ににほひ...   楠の樹の若葉仄かに香ににほひの読み方
薄田泣菫 「泣菫詩抄」

...禿山の頂近くには一筋の土手のやうなものが仄かに見える...   禿山の頂近くには一筋の土手のやうなものが仄かに見えるの読み方
長塚節 「才丸行き」

...能く見ると胸には仄かに白い紋が二つ浮んで居る...   能く見ると胸には仄かに白い紋が二つ浮んで居るの読み方
長塚節 「菜の花」

...自分の顏には相當の自信を持つてゐるやうな逆モーシヨンの讚めかたも仄かにうかがへて...   自分の顏には相當の自信を持つてゐるやうな逆モーシヨンの讚めかたも仄かにうかがへての読み方
林芙美子 「婚期」

...仄かに残るものは...   仄かに残るものはの読み方
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」

...ガラス壁の側にあるテーブルに白い紙のやうなものが仄かに見える...   ガラス壁の側にあるテーブルに白い紙のやうなものが仄かに見えるの読み方
原民喜 「魔のひととき」

...暖かい夜の大気のなかで仄かに揺曳する...   暖かい夜の大気のなかで仄かに揺曳するの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...二本マストの檣頭燈と緑と赤のサイド・ランプが星の瞬きのように仄かに見えていた...   二本マストの檣頭燈と緑と赤のサイド・ランプが星の瞬きのように仄かに見えていたの読み方
牧逸馬 「運命のSOS」

...メイ子の微笑が仄かに感ぜられて...   メイ子の微笑が仄かに感ぜられての読み方
牧野信一 「武者窓日記」

...でもこの巧緻なる日本通の画伯の点燈夫の図に蝙蝠の飛揚丈けは見られなかつたやういま仄かに記憶するが...   でもこの巧緻なる日本通の画伯の点燈夫の図に蝙蝠の飛揚丈けは見られなかつたやういま仄かに記憶するがの読み方
正岡容 「旧東京と蝙蝠」

...縁に近い座席には昼間掘返された垣根の土が仄かに匂ひ漂つてくる...   縁に近い座席には昼間掘返された垣根の土が仄かに匂ひ漂つてくるの読み方
正岡容 「山の手歳事記」

...彼の女は胸の中で「私達はもう恋を仄かに感じ合っているのだ...   彼の女は胸の中で「私達はもう恋を仄かに感じ合っているのだの読み方
松永延造 「職工と微笑」

...薄藤色の桜草はやや疲れ仄かに花脈をうき立たせ乍らも心を蕩す優しさで薫りを撒く...   薄藤色の桜草はやや疲れ仄かに花脈をうき立たせ乍らも心を蕩す優しさで薫りを撒くの読み方
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」

...どこかのお寺で鐘をついているのが仄かにきこえます...   どこかのお寺で鐘をついているのが仄かにきこえますの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...草深きなかに訪ねし夢跡の寒きかなしさ朽ち柵に倚れば仄かに胸にしむ旅のうれひよ緑濃きなかに見出でし人の世のさぶしさ夢を皆遠く流せし北上が瞳にしみる...   草深きなかに訪ねし夢跡の寒きかなしさ朽ち柵に倚れば仄かに胸にしむ旅のうれひよ緑濃きなかに見出でし人の世のさぶしさ夢を皆遠く流せし北上が瞳にしみるの読み方
森川義信 「高館」

「仄かに」の書き方・書き順

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