...ある時什物を取出し売るを――ひどい奴があったものですな...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...什物を取出し売るを...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...案内の小僧さんが建築の各部分の什物(じゅうもつ)の品々の来歴などを一々説明してくれる...
寺田寅彦 「案内者」
...人命は勿論什物においても...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...これはお寺の什物(じゅうもつ)の一つを貸してくれたもので...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...相伝ノ什物数代ノ蓄蔵先代ノ遺訓...
成島柳北 「阿房山賦」
...況(マシ)テ宝器什物ノ有ル可キ様無ケレバ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「土用干ノ記」
...カイロの博物館に陳列されてある彼の遺物の夥しい什物は全部テバイの王の墓の小さい穴倉の中に收まつてゐたのだ...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...しかし、それは什物、これは肉體...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...世の中に知れ渡った什物を盗みますが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...什物(じふもつ)を看むことを乞ふ不許(ゆるさず)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あらゆる什物(じゅうもつ)宝器(ほうき)を展列して...
吉川英治 「新書太閤記」
...熊野新宮の什物は...
吉川英治 「随筆 新平家」
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