...什麼(そも)何として此処には来(きたり)たまひたる...
巌谷小波 「こがね丸」
...其家(そのいへ)と總(すべて)の什具(じふぐ)とは...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...彼は有名な羅什(らじゅう)三蔵の門下で...
高神覚昇 「般若心経講義」
...掛軸でもなければ什器(じゅうき)...
橘外男 「仁王門」
...「私も一伍一什(いちぶしじゅう)のことを話して...
近松秋江 「霜凍る宵」
...種々の室内の什器も...
豊島与志雄 「北支点描」
...玉子が一伍一什(いちぶしじゅう)を委(くわ)しく話した...
永井荷風 「ひかげの花」
...殊(こと)に田(た)は直(すぐ)後(うしろ)なので什(どんな)にしても手放(てばな)すまいとした...
長塚節 「土」
...さうして什(どんな)時(とき)でも其(そ)の本能(ほんのう)を衝動(そゝ)る機會(きくわい)があれば鳴(な)くのだといつて待(ま)つて居(ゐ)る其(そ)の蛙(かへる)もひつそりとした...
長塚節 「土」
...其處(そこ)らの子(こ)の締(し)めるのは什(どんな)ものだかさね」「わしらおつうはそれ四尺(しやく)もあればえゝつちんですがね...
長塚節 「土」
...一伍一什(いちぶしじふ)を見屆けたといふから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...文章が書けないから始まつたといふ一伍一什(いちぶしじふ)の顛末さ...
二葉亭四迷 「余が言文一致の由來」
...什器(じゅうき)を入れた箱類を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...物種器什(きじゅう)を船に積んで...
柳田国男 「海上の道」
...殿をもって嚆矢(こうし)といたしましょう」「什生(そもさん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...備えつけの武器什器...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...しかるに彼れの家屋や什器は十年または二十年の間耐えるものと計算されている...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...什麼物(しもぶつ)(Was)である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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