...三分の間にまくし上がった騒ぎの一伍一什(いちぶしじゅう)を彼は一つも見落とさずに観察していたわけではなかったけれども...
有島武郎 「卑怯者」
...什器破壊作業をやらなければならないか...
海野十三 「什器破壊業事件」
...犠牲(ぎせい)の大花瓶(おおかびん)小間使ギンヤの什器破壊作業(じゅうきはかいさぎょう)は...
海野十三 「什器破壊業事件」
...於東海之上蓬莱之頂、南宮西庶、有二群仙所一レ居、上元女仙太真者即貴妃也、謂二什伍一曰、我太上侍女、頴上元宮聖上太陽朱宮真人、以二宿縁一世念二其願一頗重、聖上降居二於世一、我謫二人間一、以為二侍衛一耳、此後一紀、自当二相見一、羽衣説話に関しては、別に云う可きことなし...
高木敏雄 「比較神話学」
...住職に事の一伍一什を話し...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「葬られたる秘密」
...女(をんな)は背中(せなか)の子(こ)が眠(ねむ)つて居(ゐ)るのを悦(よろこ)んで其(そ)の子(こ)が什(どんな)姿(なり)であるかは心付(こゝろづ)かない...
長塚節 「土」
...そつと一伍(ぶ)仔什(しじふ)を覗かせて置いた」「その晩...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これらの什(じゅう)必ずしも力を用ゐし者に非ずといへども...
正岡子規 「俳人蕪村」
...さて神体等を社殿へ並べて衆庶に縦覧せしめけるに、合祀を好まぬ狂人あり、あらかじめ合祀行なわるれば必ず合祀社を焼くべしと公言せしが、果たしてその夜、火を社殿に放ち、無数の古神像、古文書、黄金製の幣帛(へいはく)、諸珍宝、什器、社殿と共にことごとく咸陽(かんよう)の一炬(いっきょ)に帰す...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...しかるに、今むやみに合祀を励行し、その跡を大急ぎに滅尽し、古蹟、古文書、什宝、ややもすれば精査を経ずに散佚亡失するようでは、わが邦が古いというばかりで古い証拠なくなるなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...その境遇がゆるす限り金銀の什器を用いたという話をきいても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...物種器什(きじゅう)を船に積んで...
柳田国男 「海上の道」
...若し蕉翁の什を以て禅味ありと曰はゞ可也...
山路愛山 「詩人論」
...透谷氏芭蕉池辺明月の什(じふ)を論じて曰く彼れは実を忘れたる也...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
...いちど、これらの人々に、日本の家屋、食糧、什器、衣服、一切を説明なく渡して、どう使うか、その生かし方を見せてもらったら、きっと、婦人雑誌の資料が幾つも生まれると思う...
吉川英治 「随筆 新平家」
...私の什器や私の衣服を享楽し...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...以前と同様に葡萄酒や什器やその他の奢侈品の購買に用いられるならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...さらに鳩摩羅什(くまらじゅう)時代の于(コータン)の建築...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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