...N家の娘と資産とを一時盗もうと企てている人非人(にんぴにん)なのでございます...
芥川龍之介 「疑惑」
......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...這麼人非人共(こんなひとでなしども)が如何(どう)して許(ゆる)される...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...「晒し」見張りの役人非人までが...
中里介山 「大菩薩峠」
...本当の事を云って下さい只それが知りたいだけだ人非人と同様の土ぼこりの中に視力の近い虹(にじ)の世界がいっぱい蝸牛(かたつむり)をふりおとしている一つ一つ転げおちて草の葉の露と化して茫(ぼう)の世界に消えてゆく悪企みは何もないもろい生き方血と匂いを持たぬ蝸牛の世界ああ夢の世界よ夢の世のぜいたくな人達を呪(のろ)う何のきっかけもない暑い夕陽の怖ろしさ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...畢竟結婚の契約を重んぜざる人非人にこそあれ...
福沢諭吉 「新女大学」
...あの人非人(ひとでなし)の父親に付いたのだろう...
吉川英治 「大岡越前」
...今に天子をも殺しかねない人非人だ...
吉川英治 「三国志」
...「ここな人非人めが」と...
吉川英治 「三国志」
...者どもっ、忘恩の人非人を、わしの見ている前で斬りすてろ」玄徳は、あえて畏れなかった...
吉川英治 「三国志」
...人非人(にんぴにん)!」と...
吉川英治 「三国志」
...「見るも浅ましき人非人(にんぴにん)ども...
吉川英治 「三国志」
...大それた逆を謀(たく)む人非人...
吉川英治 「私本太平記」
...人非人(にんぴにん)めッ」ひとしく...
吉川英治 「新書太閤記」
...『あの当時は、卑怯者の、人非人のと、笑ったものだが、今となってみると、大野九郎兵衛などという人物は、さすがに偉い』『そうかな』『藩外藩内のあの空気に捲(ま)き込まれないところが、人間の出来ている証拠だ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...人非人(ひとでなし)とか...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...あの人非人(ひとでなし)の旅川周馬へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そなたのような人非人(ひとでなし)を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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