...人非人(にんぴにん)のように見えるでしょうか? わたしはそれほど...
芥川龍之介 「俊寛」
...高田が気に入りの人非人...
泉鏡花 「活人形」
...這麼人非人共(こんなひとでなしども)が如何(どう)して許(ゆる)される...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...「人非人でもいいじゃないの...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...『なんだってあの人非人は...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ほとんど最下等の労働者にさえ歯(よわい)されない人非人(にんぴにん)として...
夏目漱石 「坑夫」
...本当の事を云って下さい只それが知りたいだけだ人非人と同様の土ぼこりの中に視力の近い虹(にじ)の世界がいっぱい蝸牛(かたつむり)をふりおとしている一つ一つ転げおちて草の葉の露と化して茫(ぼう)の世界に消えてゆく悪企みは何もないもろい生き方血と匂いを持たぬ蝸牛の世界ああ夢の世界よ夢の世のぜいたくな人達を呪(のろ)う何のきっかけもない暑い夕陽の怖ろしさ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...二重結婚までした破廉恥(はれんち)極まる人非人……...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...極悪無道の人非人(にんぴにん)として君に指摘させようとしているのだよ」「エッ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あの人非人(ひとでなし)の父親に付いたのだろう...
吉川英治 「大岡越前」
...「人非人(ひとでなし)っ」「鬼め」石をたたみ...
吉川英治 「鬼」
...人非人(にんぴにん)!」と...
吉川英治 「三国志」
...大それた逆を謀(たく)む人非人...
吉川英治 「私本太平記」
...人非人(にんぴにん)めッ」ひとしく...
吉川英治 「新書太閤記」
...人非人だと罵ったのは...
吉川英治 「平の将門」
...人非人(ひとでなし)の...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...あの人非人(ひとでなし)の旅川周馬へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「何事ですか、この、丈八郎の冤罪(えんざい)とは」「貴公、清水一角から、金を取っておるか」「ばかな」と、一苦笑に、「なんで、彼奴(きゃつ)のごとき、人非人から...
吉川英治 「無宿人国記」
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