...この国で蛙だと言われるのは人非人(にんぴにん)という意味になることぐらいは...
芥川龍之介 「河童」
...高田が気に入りの人非人...
泉鏡花 「活人形」
...なんてむごたらしい人非人でしょう...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...『やい開(あ)けろ!開(あ)けろ!開(あ)けんか! 開けんなら戸(と)を打破(ぶちこわ)すぞ!人非人(ひとでなし)!野獣(けだもの)!』『開(あ)けろ!』アンドレイ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...盗品の勘定をしている男! なんという人非人! 犬畜生の人でなし! 人間の血も心も失い切った蛇(へび)のような男!そしてその瞬間嬢には今日までどうしても飲み込めなかったあの不思議な謎(なぞ)が...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...「畜生! 犬!人非人(にんぴにん)! もう貴様には用はないんだ! 出て行けったら出て行かんか!」と...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...墮地獄(だぢごく)の人非人(にんぴにん)め...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...何んといふ人非人の仕業だ」「――」「敵討はそんなものではない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「人非人め、私に殺させて下さい! 子供を辱しめるなんて! おおおそろしい」この叫びは、犯人ソレイランの妻の口から発せられたものであった...
浜尾四郎 「殺人狂の話」
...人非人は必ず男子の方に多数なる可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...「人非人(にんぴにん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まるで悪女か人非人(ひとでなし)みたいにいつもコキ下ろされているんだわ」武松はそれを機(しお)に立った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...とてもこんな人非人...
吉川英治 「新・水滸伝」
...人非人(ひとでなし)っ...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...人非人(ひとでなし)の...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...そなたのような人非人(ひとでなし)を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この国に、国賊だの、人非人だの、非国民だの、そんな者はいてはならない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ええ沢庵さんの人非人(ひとでなし)……鬼ッ……あなたには血がかよっていないのですか」根気よく黙りこくっていたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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