...人非人(にんぴにん)のように見えるでしょうか? わたしはそれほど...
芥川龍之介 「俊寛」
...なんてむごたらしい人非人でしょう...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...こんな人非人共(ひとでなしども)がどうして許(ゆる)される...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...墮地獄(だぢごく)の人非人(にんぴにん)め...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...『なんだってあの人非人は...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...何んといふ人非人の仕業だ」「――」「敵討はそんなものではない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「人非人め、私に殺させて下さい! 子供を辱しめるなんて! おおおそろしい」この叫びは、犯人ソレイランの妻の口から発せられたものであった...
浜尾四郎 「殺人狂の話」
...何たる怖ろしき人非人(にんぴにん)ぞ...
福田英子 「妾の半生涯」
...あの人非人でしかあり得ない戦場泥棒の根性と同じものに見られても...
夢野久作 「死後の恋」
...また武門も義理も踏みにじって女と共に失(う)せようとは何たる人非人...
吉川英治 「剣難女難」
...人非人とは何事だ」「人非人でわからなければ...
吉川英治 「三国志」
...大それた逆を謀(たく)む人非人...
吉川英治 「私本太平記」
...それはかれが昨日まで天下にむかって極悪(ごくあく)の兇首(きょうしゅ)、忘恩の人非人と、鼓(こ)を鳴らして、家康とともに、その罪をかぞえた敵である...
吉川英治 「新書太閤記」
...人非人(ひとでなし)っ...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...ええ沢庵さんの人非人(ひとでなし)……鬼ッ……あなたには血がかよっていないのですか」根気よく黙りこくっていたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...三「そこへ行く人非人(ひとでなし)よッ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「何事ですか、この、丈八郎の冤罪(えんざい)とは」「貴公、清水一角から、金を取っておるか」「ばかな」と、一苦笑に、「なんで、彼奴(きゃつ)のごとき、人非人から...
吉川英治 「無宿人国記」
...――お前は、こう言った、「人非人だよ、政治家なんて奴は」――...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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