...)「妙に人間離れをしてゐるかと思へば...
芥川龍之介 「歯車」
...頗(すこぶ)る人間離れのした恰好の物である...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...大阪のに比べて目鼻の線が何処か人間離れがして...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...人間離れのした怪異味を有するものであるが...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...かなり人間離れのした受け渡しがあるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょっと人間離れのした怪奇な残忍さを呈する...
中島敦 「牛人」
...人間離れのするほど美しい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ハイフェッツの人間離れのした冷たい技巧でひきまくる快さは非凡だ(ビクターJD一〇二一―二)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...人間離れのしたものであればあるほど...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...不気味なほど人間離れがして見えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人間離れのした骨折で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人間離れのした恐ろしい企(たく)らみで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「妙に人間離れをしてゐるかと思へば...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...何とかお言いあそばさないではあまりに人間離れのした方と思われるでしょう」こう責めるために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「しかしそんな人間離れのした勘なんてことは信じませんね...
山本周五郎 「風流太平記」
...すくなくとも東京が日本第一の生存競争場である位の事は万々心得て上京した積りであったが、このアンバイで見るとその生存競争があんまり高潮し過ぎて、人間離れ、神様離れした物凄いインチキ競争の世界にまで進化して来ているようである...
夢野久作 「恐ろしい東京」
...そうしてミドリさん兄妹(きょうだい)を洋行させて頂けるようにする……今みたいな人間離れのしたモノスゴイ芝居ばかりさせられながら...
夢野久作 「二重心臓」
...まず第一にそれは人間離れのした...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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