...人間でないものというと...
海野十三 「宇宙戦隊」
...自分だけは人間でないような口ぶりであった...
海野十三 「火星兵団」
...この亭主が嘘や作りごとを言うような人間でないことだけは確実であった...
橘外男 「逗子物語」
...人間ではないな」「人間でないとおっしゃると……?」「わしは怨霊じゃろと見ている...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...どうしても人間でないので...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...けど僕そんな卑怯(ひきょう)な真似(まね)する人間でないことは...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...親の顔を知らない人間でないと...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...人間でないような...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...あゝ主なる神様! 私が一ばん劣等な人間でないことを...
ボードレール 富永太郎訳 「午前一時に」
...なかなか今の時勢に雌伏して町道場を守っていられる人間でない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ見てさえも冥眩(めんけん)しそうな人間でないと...
夏目漱石 「虞美人草」
...芸術の影響に全然無頓着な人間でないとみずからを証拠立てるだけでも三四郎は風流人である...
夏目漱石 「三四郎」
...こんな虐(むご)たらしい死骸から財布を抜くのは通りすがりの人間でない事は確かだ」「なるほど」「それに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ばかな真似(まね)などをする人間でないことはおわかりになっているはずですが」こう中将は言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...半日も見ていればこれが人間でないことは鳥にもわかる...
柳田国男 「年中行事覚書」
...これもあの形をそういう人間でないもののカモに譬えたのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...そんなことをする人間でないことは...
山本周五郎 「花も刀も」
...人間でないように思ってやがる...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索