...百人近い坑夫が揃って警察に押しかけて来て...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...彼是百人近くはあつたらう...
石川啄木 「雲は天才である」
...その人數は二百人近くもあらう...
石川啄木 「鳥影」
...外の控所から這入つて来た面会人が十人近くもゐた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...それも僕だけじゃなくて、防波堤の常連とでも言ったようなのが、十人近くいた...
梅崎春生 「魚の餌」
...そこでも百人近い死傷者が出た...
海野十三 「空襲警報」
...百人近く捕まったのだそうだ...
大杉栄 「日本脱出記」
...この七月には又ぞろこんな輩(てあひ)が東西の両大学から一千人近くもぞろ/\這ひ出して来るのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...一行はもう三十人近くなつてゐた...
田山花袋 「歸國」
...人近く自然に近く生活すると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...二十人近くの大人数である...
永井荷風 「一月一日」
...しかしこのビールを飲んでコーヒーを飲んだ四十人近くの人間は普通の人間ではない...
夏目漱石 「三四郎」
...――もう一人近所に居る奴はないか――と俺は考えたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...およそ四十人近くも...
橋本五郎 「地図にない街」
...有名な「古代人近代人の優越に關する論爭」querelle des anciens et des modernes となつて現はれ...
三木清 「歴史哲學」
...これが二十人近くは有る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...たった十六頁の校正に十人近くも行って...
柳田国男 「故郷七十年」
...兵三万のうち、鉄砲隊所属の銃手だけでも、一万人近くいた...
吉川英治 「新書太閤記」
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