...位は人臣の榮(えい)を極(きは)む...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...位人臣をきわめたおかたに...
江戸川乱歩 「影男」
...幸運にも人臣の位を極めた人...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...多年兵を動かして人臣辛苦息(や)まざるにこの上北海を攻むるようではとても続かぬ故王を除くべしと同意し...
南方熊楠 「十二支考」
...また源氏が人臣として最高の位置を占めることも言われてあったので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だれよりも優秀な人臣と見えるだけである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...中将は人臣で少しずつ出世ができるだけの男だが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人臣である人たちはまして世間から無視されている階級の家の娘を妻にしている類も多いのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...とにかく一方は人臣の榮を極めたのに...
吉川英治 「折々の記」
...下賤から人臣の上に立ったが...
吉川英治 「三国志」
...位(くらい)は人臣をきわめてなおあきたらず...
吉川英治 「三国志」
...位(くらい)人臣を極め...
吉川英治 「三国志」
...今の彼たるや人臣の栄爵を極め...
吉川英治 「三国志」
...「大王はすでに位(くらい)人臣を極めたお人...
吉川英治 「三国志」
...いわば人臣の栄をきわめてきた子孫なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...牛車(ぎっしゃ)をゆるされる人臣至上の職であるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...さらに人臣の位階を極めていまでは大宋国(たいそうこく)総理の地位にあった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...先に、戸田采女正殿の手を通じて、嘆願の儀、何とぞお取なしありまするよう、その一縷(る)の望みだにかのうなれば、吾々共一統、亡主の廟前(びょうぜん)に於て、人臣の義を果し、公儀を初め奉り、ひろくは天下万民に罪を謝して、泉下(せんか)に無用の骨を埋めて已むの所存...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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