...人波に飲まれて、友達とはぐれてしまった...
...駅前は人波が多くて、ゆっくり歩けなかった...
...サッカースタジアムに人波が押し寄せ、入場できなかった...
...お祭りの屋台で人波に顔を埋めながら食べるたこ焼きは格別だ...
...映画館は人波を避けて、平日の午前中に行くのがおすすめだ...
...往来(わうらい)の人波...
芥川龍之介 「鸚鵡」
...元來桑港及び對岸オークランドには露西亞人波蘭人伊太利人西班牙人等から成る數個の無政府黨團體があつて...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...天願氏がブリキのように薄い肩で人波を切りながら蹌踉(そうろう)と歩く後から...
梅崎春生 「風宴」
...果ては人波に押され揉(も)まれしている中に三人は散々(ちりぢり)バラバラになってしまいました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...人波(ひとなみ)打(う)てる狹き道をば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...歩かれないじゃないか!」人波をかきわけて...
太宰治 「たずねびと」
...この濃まやかな人波の上に...
寺田寅彦 「柿の種」
...その前を行き交う着飾った人波とを思出したのだ...
中島敦 「環礁」
...其の前を行き交ふ着飾つた人波とを思出したのだ...
中島敦 「環礁」
...右往左往する人波が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人が殺されているとさ」どっと流れる人波...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...乙女たちが人波に揉まれ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たつた一人も歸つちやならねえ」八五郎は人波を掻きわけ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さつと人波の中へまぎれ込んで行つた...
林芙美子 「瀑布」
...廣間には人波が打ち合つた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...信二は人波にもまれながら改札口を通った...
山川方夫 「その一年」
...人波の中へ消え込んで行った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...後ろから揉み出された人波の凸出(とっしゅつ)に...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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