...どこかで若い女の忍び泣きの声が妙に籠(こも)った低い調(ととの)い調子でこの人気のない山の奥からポソポソと聞えてきたのであった...
橘外男 「逗子物語」
...かうした人気のない山道で...
萩原朔太郎 「夏帽子」
...どんな人気のない山径を歩いていても...
堀辰雄 「美しい村」
...人気のない山間の道を想像した...
水野葉舟 「遠野へ」
...……その響きがこの人気のない山の中に響きわたる...
水野葉舟 「遠野へ」
...人気のない山の中でふと出会った土地の者に...
吉川英治 「江戸三国志」
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