...船長の頭に宿つた數千年の人智の蓄積に全く信頼して...
有島武郎 「潮霧」
...人智の極限を有力に示す語である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...人智(じんち)の開發(かいはつ)に感(かん)ずるに從(したが)つて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...人智(じんち)なるものが...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...人智の啓發に資するは論ずる必要がない...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...人智の及ばぬ異變(いへん)があり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人智いよいよ開くれば交際いよいよ広く...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...今後とても人智の次第に進歩するに從ひ...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...人智と技術とをお前に対して敬するぞよ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...人智の向上は常に善である...
柳宗悦 「工藝の道」
...だが幾許の品が人智のみで道を切り開き得たであろう...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...人智への過剰な信頼による...
柳宗悦 「民藝四十年」
...人智は自然の叡知の前にはなお愚かなものに過ぎないのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...勿論、この美しさは、人智が、電気の発明をしかかる能力を内に秘め包んでいるがごときが形態をもった解析幾何のパリとは違っているが、それはそれのみとして完成された一つの厳粛さであった...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...人智を試(こころ)む山の精のいたずらに出会っているのではないかという錯覚(さっかく)さえ起こしました...
吉川英治 「江戸三国志」
...神と科學人智――進んでやまない吾々の科學的なものの考へ方は...
吉川英治 「折々の記」
...まことは水滸(すいこ)の一人智多星(ちたせい)呉用です...
吉川英治 「新・水滸伝」
...組み立てられた第宅(ていたく)や人智の機構を力とし...
吉川英治 「源頼朝」
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