...人智の幼稚なるを痛感せずんばあらず...
石原莞爾 「戦争史大観」
...天意はなかなか人智をもっては測り難いものである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...人智の極限を有力に示す語である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...人智(じんち)なるものが...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...プロメトイスが人類の祖、人間の代表者、人文の神として伝えらるるは、即ち此故にして、人智即是罪悪、罪悪は即ち人文進歩の動機なりとの思想は、此神話に於ても、之を見るを得可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...斯の如き有益にして人智開発上裨補(ひほ)する所ある営業の代表者の来りて...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...しかし人智の進歩は...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...當時の樣な人智發達の程度に於ては...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...我輩固(もと)より記者の誠意を非難するには非ざれども、女大学の著述以後二百余年の今日に於て、人智の進歩、時勢の変遷を視察し、既往の事実に徴して将来の幸福を求めんとするときは、如何にしても古人の説に服従するを得ず、敢て反対を試みる所以なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...参覲交替は人智発達の上に少なからざる関係がある...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...ただ卓越したすべての人智よりも...
柳宗悦 「工藝の道」
...もともと日本人は狐を狡猾な警戒すべきものとしては見ず、感謝と尊敬を以て対すべき動物として信仰し、人智の及ばない、例えば豊凶を占えば、それを教示してくれるものと考えていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...あらゆる科學の精粹と最新式な人智を以て人間の腦髓のやうに科學を詰めこんだものが近年の軍艦である...
吉川英治 「折々の記」
...人智では分らないが...
吉川英治 「三国志」
...人智に長(た)けた陳宮は...
吉川英治 「三国志」
...大戦展開の舞台裏にはなお戦争以上の戦争がつねに人智のあらゆるものを動員して戦っているものだという表裏の相(すがた)を...
吉川英治 「三国志」
...組み立てられた第宅(ていたく)や人智の機構を力とし...
吉川英治 「源頼朝」
...どこか人智の光があり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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