...おれもこれから一つ君を歌人扱いにしてやろうと思ってるんだ...
石川啄木 「一利己主義者と友人との対話」
...之まで較やもすると浮浪人扱いされた文人の収入を税源にしようというは...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...ことに人扱いなどということもよい体験が出来るから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...どう」真澄は叔母が女のことに一瞥(いちべつ)をくれずに己を病人扱いにしているのが癪(しゃく)であった...
田中貢太郎 「岐阜提燈」
...乞食扱いや浮浪人扱いされ乍ら...
戸田豊子 「鋳物工場」
...六十歳になってから老人扱いをしたものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これでは野蛮人扱いだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は自分をまるで他人扱いにしているのである...
夏目漱石 「行人」
...他人扱いに落ち着き払って比較するだけの余裕があったら...
夏目漱石 「坑夫」
...他人扱いにして五十日間通して来たのは遺憾(いかん)である...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...市井(しせい)の人は申すに及ばず所轄警察署の刑事迄が私を一介の狂人扱いにして相手にしては呉れません...
西尾正 「陳情書」
...「雇人扱いにされた」という屈辱感と激怒のため酔っ払いのように蹌踉(そうろう)として帰り...
野村胡堂 「楽聖物語」
...筆を揃えて真犯人扱いにしましたが...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...忽(たちま)ち謀反人扱いを受けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...狂人扱いされる可能性が多分にあった...
武者金吉 「地震なまず」
...私の父親は世間から狂人扱いにされていた...
夢野久作 「怪夢」
...(つれなく囚人扱いにすな...
吉川英治 「新書太閤記」
...あっちまで来い」「あっちとは」「工事奉行のお白洲(しらす)」「おれを罪人扱いするのか」「だまって参るのだ」「役人...
吉川英治 「宮本武蔵」
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