...彼は元来人好きのする生徒ではないのに違ひなかつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...しかも特に美しく人好きのする衣裳を着せたにすぎないのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...根が人好きのする男で...
石川啄木 「鳥影」
...それでいて何となく人好きのするところがあった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...人好きのする人物であり...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...なんと言ったらいいかなあ? 人好きのする才筆じゃあるけれど……が...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...人好きのする美人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...逞しくはあるが人好きのする風貌と...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...何んとなく人好きのする風情があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んとなく人好きのする中年者で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んとなく人好きのする中年者で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ヴォーケ夫人の目にあれほど人好きのするこの男が...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...むしろ人好きのするようなふうであった...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...人好きのする外貌を備えているとは言えなかった...
牧逸馬 「双面獣」
...「旦那は人好きのするかただ」コスモはこんなお世辞にこたえることのできない男である...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...フランスの作家の中で外国人好きのする作家であるといえないであろうか...
三木清 「読書遍歴」
...ちょっと人好きのする愛嬌(あいきょう)のある顔で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人好きのするようすである...
山本周五郎 「風流太平記」
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