...彼は人倫を重んじて行動している...
...人倫に反する行為は許されない...
...人倫にかなった人生を送りたい...
...人倫の尊重が社会の基盤になっている...
...人倫に反する考え方には同意できない...
...人倫や道徳の内にはなくて社会の物的機構の内にあるのだから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...プラトンは指導者と被指導者年長者と年少者との間に存するかくの如き生の共同をそれの人倫的從つて實在的基礎より切離し...
波多野精一 「時と永遠」
...神との共同は人倫的共同において實を結ぶ...
波多野精一 「時と永遠」
...人倫的關係において「我」の對手として他者として立つ「汝」も被創造者としての性格を與へられる...
波多野精一 「時と永遠」
...信仰より愛へ眞の人倫的共同へと向ひつつ...
波多野精一 「時と永遠」
...人倫の道と云ふのはこんなものだつたのかと...
林芙美子 「秋果」
...殊に人倫の道に明にして品行最も正しく...
福沢諭吉 「女大学評論」
...一夫一婦終身同室、相敬愛して、互いに独立自尊を犯さゞるは、人倫の始なり...
慶応義塾 「修身要領」
...夫が妻の辛苦を余処(よそ)に見て安閑(あんかん)たるこそ人倫の罪にして恥ず可きのみならず...
福沢諭吉 「新女大学」
...人倫の大本(たいほん)は夫婦なり...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...人倫の大本(たいほん)を破りて先ず精神を腐敗せしむるものなり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...それが天命に逆(さから)い人倫に悖(もと)ることを明確に知る必要がある...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...風俗人倫の紊乱することもまた...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...人倫(じんりん)の腐敗も...
吉川英治 「新書太閤記」
...子の義龍(よしたつ)が討って殺すとは」「極悪人の大将である」「人倫(じんりん)の賊...
吉川英治 「茶漬三略」
...人倫の道を踏みさえすれば...
和辻哲郎 「孔子」
...その伝説の時代に於て如何なる人倫的組織を形成していたかを考え...
和辻哲郎 「鎖国」
...これは人倫的な意味に於て一つの世界が出来上るための第一歩と云わなくてはならぬ...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索