...彼は人倫を重んじて行動している...
...人倫に反する行為は許されない...
...人倫にかなった人生を送りたい...
...人倫の尊重が社会の基盤になっている...
...人倫に反する考え方には同意できない...
...」こは人倫の交(まじは)りを不可能ならしむるに似たれども...
芥川龍之介 「案頭の書」
...個人の高々同胞種族的――人倫的――な結合物でしかない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...所謂人倫の理即ち倫理に他ならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...人倫とか人間とか存在とかいう言葉は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...四十二ニナッテ初メテ人倫ノ道...
中里介山 「大菩薩峠」
...その成功のためにはほとんど人倫を紊(みだ)すも恬(てん)として恥じざるのみか...
新渡戸稲造 「自警録」
...あらゆる人倫關係を離れ從つてそれを媒介する觀念的存在者を全く離れて成立ち得るものの如く考へるは...
波多野精一 「時と永遠」
...人倫的共同と文化的活動とが現實の生において親密なる聯關に立つを思へば...
波多野精一 「時と永遠」
...信仰より愛へ眞の人倫的共同へと向ひつつ...
波多野精一 「時と永遠」
...この世のままなる人倫的關係はかの世においては滅びるであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...まず人倫の大道(だいどう)である親と子のあいだに堅い結びつきのない社会は...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...同じく人倫(じんりん)破壊者の一人(いちにん)なりしよし聞きし時は...
福田英子 「妾の半生涯」
...しかしながら、人倫の変に当り、その間に軽重を設けてその一に適従する必要を生じた場合には、一の標準を発見してこれに拠らなければならない...
穂積陳重 「法窓夜話」
...とても人倫をもって律せられない野蛮の兵です...
吉川英治 「三国志」
...この人倫の道が家族生活における孝のみでなく治国を第一に掲げていることは特に注目されねばならぬ...
和辻哲郎 「孔子」
...しかしそれだからと言って人倫の道を単に主観的な道徳意識の問題と見るのではない...
和辻哲郎 「孔子」
...人倫の道をいまだ知らず行ない得ぬものにとって...
和辻哲郎 「孔子」
...人倫の道であって...
和辻哲郎 「孔子」
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