...日本人位正確な知識の探求に熱心な国民はいない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...五百人位入つた樣でしたよ...
石川啄木 「菊池君」
...帯広支社にだつて二人位記者を置かなくちやならんからな...
石川啄木 「病院の窓」
...知っているのは妹一人位のものだと彼は考えていた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...その間にお客の一人位お前の腕ならどうにでも始末はつけられるはずだ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...そしてその下で働いていた学生や助手達は九人位であったかと思う...
中谷宇吉郎 「リチャードソン」
...しまひには全部で十人位になつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...一人位はあるだろうと...
野村胡堂 「悪人の娘」
...父の友人と云つてもほんの一人か二人位で...
林芙美子 「風媒」
...四人位居るようにも見え...
火野葦平 「糞尿譚」
...一人位は母さんと呼びながら跳びついて来さうなものだといふ悲しい母の真情がその儘吐露されてゐて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そのうち百人位になったやうだが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あつたかね? ――何人位ゐ集つた?」お雪は掌を頬の傍らで拡げて...
牧野信一 「沼辺より」
...八人位まではその妄執に取りつかれてあえて醒覚する事を知らない有様である...
牧野富太郎 「植物記」
...思う通りの事をしてかなり自分の云い分を通して居る子が真剣に成って其の周囲を説き付ければ或はお久美さん一人位の面倒は実際見ないものでもないと思う事はお関にとって苦痛であった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...利章の身邊には家來が何人位ゐたか...
森鴎外 「栗山大膳」
...実際上世間では千人中の九百九十八人か九人位までは...
夢野久作 「鼻の表現」
...この宿場を、十人、二十人位ずつ、具足だけ着けた兵が、疲れた足で駈けて行った...
吉川英治 「篝火の女」
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