...僕はもうその時にも矢張(やは)り日本兵も一人位(ひとりくらゐ)は死んでゐるのに違ひないと思つたりした...
芥川龍之介 「本所両国」
...また二十人位ア來あんすでア...
石川啄木 「足跡」
...帶廣支社にだつて二人位記者を置かなくちやならんからな...
石川啄木 「病院の窓」
...世の中の亭主は五人位涼しい目が出来るさうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...或人の紹介の下に一人位なら教へてやつてもよいとの事で三藏は二月程前から通學するやうになつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...六人位は入(はい)れますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一人位はあるだろうと...
野村胡堂 「悪人の娘」
...八人の敵――つて言ふぢやありませんか」「七人――の間違ひだらう」「一人位は多くたつて驚きやしません」「いくら持つて居るんだ」「小粒が一つ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...組子の用意をお願ひいたします」「何人位?」「相手の腕が判りませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三人位は岡惚れが出来るんだってね」「まさか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人位はかかりますよ」「――」「もう一つ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高等教育を受けたものはたった一人位で...
林芙美子 「新生の門」
...子供一万人位詰めかけてゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...百人位か...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ところがその十文字になつた町かどや店の前に女たちが七八人位づつあつまつて橋の方を見ながら何かひそひそ話してゐるのです...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...資本ケイ統住友 第一職工 社員 一五〇人位 月給 工場員...
宮本百合子 「工場労働者の生活について」
...お前方の内に一人位サマロフを知つてゐる奴があるだらう...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...足仕度をした旅人が二人三人位づつ...
吉江喬松 「山岳美觀」
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