...本を受取つても金を払はない連中も廿人位あつた...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...あなたお一人位(ひとりくらい)のもので...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...五百人位入つた樣でしたよ...
石川啄木 「菊池君」
...帯広支社にだつて二人位記者を置かなくちやならんからな...
石川啄木 「病院の窓」
...帶廣支社にだつて二人位記者を置かなくちやならんからな...
石川啄木 「病院の窓」
...大師の考へでは高々(たか/″\)三十人位の積りらしかつたが今のやうにたんと納まつては一寸始末に困るだらう...
薄田泣菫 「茶話」
...処が二人位いの審査員は他人のこの品行が方正かどうかを...
戸坂潤 「社会時評」
...なる程官吏乃至一般にお役人位い社会的に優遇されているものはない...
戸坂潤 「社会時評」
...三人位の聴衆に大きな声でやるのは淋しいというより実際悲しかった...
中井正一 「地方文化運動報告」
...小学校以上の学校へ通うものが一村のうちで一人か二人位のものであった...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...いつでも四五人位で米を搗いて居る...
長塚節 「松蟲草」
...そしてその下で働いていた学生や助手達は九人位であったかと思う...
中谷宇吉郎 「リチャードソン」
...唖の女中を置いている女の一人位を殺したところで大した事はあるまいと空想を逞しくしながらも...
林芙美子 「晩菊」
...子供一万人位詰めかけてゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...日本で沢山ないほどのお金持なのだから私は大人位お金を使ったって構わないのよ」と云う友子さんは人間の生きている間...
宮本百合子 「いとこ同志」
...知つてゐる役人が一人位あるだらう...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...小女(こおんな)の一人位附けて置こうと考えていた...
森鴎外 「雁」
...必死になると十六人位までは斬れるものと見える...
吉川英治 「折々の記」
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