...幾時間かの人事不省の後に意識がはっきりしてみると...
有島武郎 「或る女」
...全(まる)ッきり人事不省で...
泉鏡花 「婦系図」
...――被害者が麻酔剤か何かで人事不省に陥った儘密閉された部屋で横たわっている...
井上良夫 「J・D・カーの密室犯罪の研究」
...出血多量で人事不省になってしまった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...機上に人事不省(じんじふせい)になってしまったことは...
海野十三 「怪塔王」
...千蔵がここにかつぎこまれて後ずっと人事不省(じんじふせい)になっていて...
海野十三 「火星兵団」
...それに赤見沢博士は今も人事不省(じんじふせい)を続けていて...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...人事不省(ふせい)の両人をのせた気球は...
海野十三 「空中漂流一週間」
...一時人事不省(じんじふせい)に陥らせ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...ボーイの話では月に二三度は人事不省になると云うし...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...全然人事不省になっていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...それが六十ぐらいに達したころに急に卒倒して人事不省に陥るそうである...
寺田寅彦 「鎖骨」
...余の記憶に上(のぼ)らない人事不省の状態は...
夏目漱石 「思い出す事など」
...今まで人事不省のままで眠っていた老人は...
平林初之輔 「祭の夜」
...五日目から人事不省(ふせい)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...人事不省に陥(おちい)りて終に起(た)たず...
福田英子 「妾の半生涯」
...ずっと人事不省(じんじふせい)です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...その遺伝発作を起して人事不省に陥ったあとで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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