...三日間人事不省(じんじふせい)なりしより...
芥川龍之介 「馬の脚」
...四王は三週間人事不省のまま横はつてゐたが...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...この姿勢のままで人事不省におちいっていたのだ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...千蔵がここにかつぎこまれて後ずっと人事不省(じんじふせい)になっていて...
海野十三 「火星兵団」
...その人事不省の人物の所持品じゃろうと……」「その人事不省の男というのは...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...私は人事不省(じんじふせい)となり...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...二少年とも人事不省だそうだ...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...引いては今ここに人事不省になっている彼の父親を更に昂奮させる種にもなるから...
海野十三 「地球盗難」
...全然人事不省になっていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...それが六十ぐらいに達したころに急に卒倒して人事不省に陥るそうである...
寺田寅彦 「鎖骨」
...彼(かれ)は其(そ)の間(あひだ)人事不省(じんじふせい)の幾時間(いくじかん)を經過(けいくわ)した...
長塚節 「土」
...ノウヒンケツ(狼狽(ろうばい)した妻は脳貧血をかくのごとく書いている)を起し人事不省に陥(おちい)るとあるのに気がついた時...
夏目漱石 「思い出す事など」
...人事不省に陥(おちい)りたり...
野中到 「寒中滞岳記」
...人事不省に陥(おちい)りたる後ち...
野中到 「寒中滞岳記」
...人事不省の男の顔をぬらした...
火野葦平 「花と龍」
...半分人事不省(じんじふせい)であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...支那で線香を焼(た)いて人事不省たらしめて盗みを行う者あるごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...四十度少しの熱で人事不省になった私の事を思えば命をとられるのも無理はない熱である...
宮本百合子 「悲しめる心」
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