...彼の友だちは人並み以上に語学の才能を具(そな)えていた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...しかし又確かに人並み以上に鋭い犬歯をも具えていた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...彼の友だちは人並み以上に語学の才能を具へてゐた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...しかし又確かに人並み以上に鋭い犬歯をも具へてゐた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...からだはもう人並み以上である...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...気は人並み以上に確かですよ...
犬田卯 「沼畔小話集」
...人並み以上に慎み深い...
薄田泣菫 「茶話」
...娘盛りにはこれでも十人並み以上であったろうと思われる...
田山花袋 「少女病」
...自分一個の器用で手紙の文字や触書(ふれがき)の解釈ぐらいは人並み以上にやってのけるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...むしろ自慢の意味も含んで――おいらのことは人並み以上に身体(からだ)が鍛えてあるんだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...学問は人並み以上でも人として果たして一人前なりや否(いな)やはおのずから別問題である...
新渡戸稲造 「自警録」
...あの人の身長は人並みとか人並み以上とかまたは以下と判断することも出来る...
新渡戸稲造 「自警録」
...そしていずれの力では人並み以上とか以下とか...
新渡戸稲造 「自警録」
...たしかに某(それがし)は何の道においては人並み以上なりということが出来る...
新渡戸稲造 「自警録」
...その人格においても人並み以上たらねばならぬことがだんだんに分かって来はせぬか...
新渡戸稲造 「自警録」
...令夫人は人並み以上の歌劇作曲家だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...迷わずに云い切れる程な――それは十人並み以上の娘だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...人並み以上の好意を持たれたようです――」「…………」面映くはあったが...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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