...僕は人並みにリュック・サックを背負い...
芥川龍之介 「河童」
...ニュートンの人並みすぐれた烱眼(けいがん)があったのです...
石原純 「ニュートン」
...からだはもう人並み以上である...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...人並みに物も考え...
犬田卯 「錦紗」
...職人や小僧女中たちはいわゆる奉公人並みの食事...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...わたしは人並みはずれて仕事がおそく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...人並みにすったら...
高見順 「いやな感じ」
...人には正確を要求する十人並みの人間のすることとは全く反対であったのである...
寺田寅彦 「田丸先生の追憶」
...なるほど腹の帯の所が人並みよりだいぶ大きい...
寺田寅彦 「どんぐり」
...身なりだって十人並みだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...俺共(わっしども)は何の因果か人並みより足が早いんでございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...縹緻(きりょう)も才智も人並みすぐれて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何うしたからとて人並みでは無いに相違なければ...
樋口一葉 「にごりえ」
...はじめて十人並みの少年と言うべきなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...私は凡人だから凡人並みの信条を持っている...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...学問才知も人並みには立ちまさりたる浜子なれば...
三宅花圃 「藪の鶯」
...器量の十人並みなお豊さんをと望んだのであろう...
森鴎外 「安井夫人」
...しかし自分は人並みの暮らしをするために明日を煩い...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??