...人らしい人となることである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...二重の生命の恩人となるわけだよ...
海野十三 「東京要塞」
...やがて増して數十人となる...
大町桂月 「沖の小島」
...出発の時には何人(だれ)よりもさきに機上の人となるので...
田中貢太郎 「飛行機に乗る怪しい紳士」
...私もその一人となる...
種田山頭火 「旅日記」
...行末は一の人となるべき人で御座るのに……』『呉葉――』『お母さまも喜びの涙にひたされてゐられます……お父さまも……お兄さまも……』『…………』窕子はじつとしたまゝ長い間何も言はなかつたことを呉葉は今でもはつきりと覺えてゐる...
田山花袋 「道綱の母」
...極々(ごくごく)不幸にても一不朽の人となるべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...其の一旦党籍を去りて在野の一個人となるや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...まったく別人となるまで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天下第一の名人となるためには...
中島敦 「名人傳」
...旗本は勿論のこと、武家は町方の手で無闇に縛れなかったものですが、浪人となると、話が違います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一八六二年の革命に際しては臨時政府の要人となる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...詩人となるや、彼は曖昧模糊な、不安定な存在となつてしまふ...
ライナア・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「モオリス・ド・ゲラン」
...約八十二三人となる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「どうしたらより正しい人となることができるか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一戸の主人となるのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...正しき武士道の人となる機会は...
吉川英治 「新書太閤記」
...これにおるは弟の忠信だ」ふたたび馬上の人となると...
吉川英治 「源頼朝」
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