...また幸いに我が西京に留学せし頃の旧知今はよき人となりて下谷西町に住(すま)うよし...
饗庭篁村 「良夜」
......
芥川龍之介 「芥川龍之介歌集」
...思いもよらぬ聖人となり英雄となりおおせてしまうだろう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...犯人も事件発見者の一人となり...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...人となりが風流で詩がうまかった...
田中貢太郎 「嬌娜」
...初てわが手をこゝに引き鳩に豆まくたのしさを共にながめてたのしみし祖母はとく失せ母もまた世になき人となりにけり...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...就眠の人となりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...階段を降り切って最下の欄干に倚(よ)って通りを眺(なが)めた時にはついに依然たる一個の俗人となり了(おわ)ってしまった...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...また車中の人となり...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...次いで年齢に及びて人間社会の一人となり...
福沢諭吉 「教育の事」
...また不自由になつて不自由舎の人となり...
北條民雄 「癩院記録」
...またぞろ小仏の二更(こう)を暗夜行路の人となりました...
吉川英治 「江戸三国志」
...つらつらその人となりを見てゐると...
吉川英治 「折々の記」
...秀次の人となりを眺めるごとに...
吉川英治 「新書太閤記」
...善人となりながら...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...その人となりを得た...
和辻哲郎 「孔子」
...孔子の人となりを伝えようとする郷党篇は...
和辻哲郎 「孔子」
...かくて彼は貧人となり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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