...われ人となりて後...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...帆村探偵ただ一人となりました...
海野十三 「怪塔王」
...次に大雀の命は、天皇の問はしたまふ大御心を知らして、白さく、「兄なる子は、既に人となりて、こは悒(いぶせ)きこと無きを、弟なる子は、いまだ人とならねば、こを愛しとおもふ」とまをしたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...忽ち化して人となりしと...
高木敏雄 「比較神話学」
...椋鳥がさわがしい・また一人となり秋ふかむみち・この里のさみしさは枯れてゐる稲の穂・案山子向きあうてゐるひさ/″\の雨・案山子も私も草の葉もよい雨がふる明けるより負子を負うて秋雨の野へひとりあるけば山の水音よろし・よい雨ふつた朝の挨拶もすずしく一歩づつあらはれてくる朝の山・ぐつすりと寝た朝の山が秋の山々秋の山へまつしぐらな自動車で改作追加あるくほどに山ははや萩もおしまい九月二十日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...」「でしたら御前様の人となりはあなたよりドローレスの方がよくご存じ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...」余は先生の人となりと先生の目的とを信じて...
夏目漱石 「博士問題とマードック先生と余」
...しかしてこの人となりの表裏は...
新渡戸稲造 「自警録」
...源氏をば一人となりて後に書く紫女年若く我は然らず紫式部が源氏を書き出したのは夫に死に別れた後であるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...自ら進んで囹圄(れいご)の人となり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...いはゆる全人となり得る...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...颯爽と乗合自動車の乗客の一人となりました...
森律子 「三度會つた巡査」
...よぼよぼの老人となり果てるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...正成の人となりや...
吉川英治 「私本太平記」
...正成どのと申すお方の人となりや御一族の内状までを...
吉川英治 「私本太平記」
...ひとかどの大人となりましたら...
吉川英治 「私本太平記」
...その人となりを得た...
和辻哲郎 「孔子」
...かくて彼は貧人となり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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