...いつも人となりたる後...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...お為さんがアッパレ賢帰人となりすましたのはお祝い申す...
大杉栄 「獄中消息」
...遂にわれ東道の主人となりて...
大町桂月 「房州紀行」
...忽ち化して人となりしと...
高木敏雄 「比較神話学」
...書がその人の人となりを語るということも...
高村光太郎 「書について」
...それだけ伺えば大凡(おおよ)そ御牧氏の人となりは分ったようなものの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あの正直者のボブ・ファーガソンの人となりから...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...「白は人となり候」と赤沢君のたよりにありました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一方は正しき人となり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...薬石効(やくせきこう)なく遂(つい)に冥府(めいふ)の人となりけるなり...
福田英子 「妾の半生涯」
...親が平生(へいぜい)若い男と交際してあくまでも委しくその人となりを知った上の事です...
村井弦斎 「食道楽」
...榛軒の人となりの知り難いこと既に此の如くである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...人となり、都雅快濶にして細憂に拘拘たらず、貧寒の間に居りて絃を弾じ、大津絵を歌ひ、奇謔常に人の頤を解けり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...武藏の性格や人となりを知るには...
吉川英治 「折々の記」
...「かねて正成の人となりは...
吉川英治 「私本太平記」
...大覚寺派への敵愾心やら蔭口のなかで人となり...
吉川英治 「私本太平記」
...正成の人となりや...
吉川英治 「私本太平記」
...家系、職掌、人となりにも、不明が多く、彼のはっきりした姿は、笠置(かさぎ)に召されてから、湊川の合戦で、尊氏の軍に当って死ぬまでの、六年間に見られるのみだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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