...江戸ッ子でないものは人でないような扱いをしていたのは...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...これぞ余人でない...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...僕が日本人でないかも知れないというのですか...
海野十三 「大空魔艦」
...若し金を借りているやつが犯人でないとすると...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...ただ人でないといふ事の何よりの証拠ともならうかと存ぜられます...
太宰治 「右大臣実朝」
...珊瑚も賢人でないから...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...上長官がよほどの人でない限りあまり勝手な事は許されないであろう...
寺田寅彦 「学問の自由」
...わしが、名乗って出て、皆の罪を引受けよう」「吉之助一人の仕業と、誰がおもう?籤引(くじびき)にでもして、五人は、こしらえんといかん」「そうじゃない」と、西郷は、首を振って「相手は、三人か、四人でないか...
直木三十五 「南国太平記」
...兵馬を尋ねる人でないと知って...
中里介山 「大菩薩峠」
...始めて自己が一個人でない...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...必ずしも悪人でない...
新渡戸稲造 「自警録」
...それでも下手人でないって言い張るなら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...曲者が一人でないやうに見せかけるために...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お蝶を殺した下手人でないことだけは確かだ」「相濟みません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...根が惡人でないから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それにしてももう今では「東京の人でない」どころか...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...私が詩人でないことに祝福あれ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...七十歳の老人でないと合わないことになってしまう...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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