...人がらは至つて卑しい方で...
芥川龍之介 「地獄變」
...格別うまいとは思わなかつたが内輪な芝居で演技にも人がらにも好感が持てた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...人がらがかわってしまったね...
海野十三 「超人間X号」
...もっともその前からその人がらについて充分な予備知識はもっていたのであるが...
寺田寅彦 「二十四年前」
...その人がらの美しさを決定する要素ではあるまいか...
寺田寅彦 「病室の花」
...フォーシュルヴァン爺さんの人がらを少しく述べることも有益になってくる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...丸髷(まるまげ)も小さく結ひて見ぐるしからぬまでの人がら...
樋口一葉 「たけくらべ」
...その飼(か)い犬(いぬ)を見れば主人の人がらもわかるものだ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...この四人の姉妹がどんな人がらか...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...筒井より外にその人がらがありそうも覚えなかった...
室生犀星 「津の国人」
...それがそのまゝ今も長谷川氏のからつとした人がらになつてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...かねて聞き及んでいる彼の人がらについて...
吉川英治 「三国志」
...沈厚(ちんこう)な人がらで...
吉川英治 「新書太閤記」
...その重要な老職の位置と人がらとを...
吉川英治 「新書太閤記」
...天衣無縫(てんいむほう)の茫(ぼう)とした人がらにある衆望には...
吉川英治 「新書太閤記」
...そんな風に慕われる親分肌な人がらがあったとみえる...
吉川英治 「平の将門」
...その単純で開け放しな人がらが...
吉川英治 「平の将門」
...その人がらや生活も彼の心へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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