...官軍を帥ゐて京師を發す...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...倉皇として京師に帰れり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...夫人を伴れて京師へ向ったところで...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...京師へのぼって往った...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...世高は京師へ往ったことは往ったが...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...古い一例を挙げれば清和天皇の御代貞観(じょうがん)十六年八月二十四日に京師(けいし)を襲った大風雨では「樹木有名皆吹倒(じゅもくなあるはみなふきたおれ)...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...京師では、勤王、倒幕の説が、盛んだと、申すではないか」「よりより聞いておりますが――」「何んと思うな?」「浪人共の、不逞(ふてい)の業と、心得まする」「そうかのう」名越が「寛之助様、御逝去の砌(みぎ)り――」と、いい出すと同時に、斉彬は膝の前の銃を取上げて「これが、村野、エンピールじゃ」「はっ、エンピール銃」「うん――今までのエンピールは、先籠めであったが、今度のは、改良して、元籠めになった...
直木三十五 「南国太平記」
...吾京師及(および)芳山ノ花ヲ歴覧シキ...
永井荷風 「向嶋」
...京師俟野通尚簒補)万人がそれを認めていた...
蜷川新 「天皇」
...院中上下消魂云々爰に至りて分身の數更に二個を増して一は北陸にあり一は京師にあり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...京師海西ニ伝送シ最モ美ト称ス...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「君(錦橋)在于京師時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...遠恥の事は渉筆に、「弱冠負笈西遊、予時在京師、相見定交、同筆硯殆半年」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...始て「君在于京師時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...広島に帰り母を奉じ京師に入り西遊の行を終り更に母を伴ふて嵐山に遊び奈良芳野の勝を訪ひ侍輿百里度二一...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...しばらく京師(みやこ)も踏めぬからには...
吉川英治 「私本太平記」
...もちろんそれらの敵は、隙(すき)さえあれば、一挙、京師をついて、軍旅の織田方を殲滅(せんめつ)せんと、日々夜々、虚(きょ)を窺(うかが)っているものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...京師の学習院は定日ありて...
吉田松陰 「留魂録」
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