...受苦を伴はない享楽はない...
芥川龍之介 「僻見」
...新しい生活を享ける權利」を囘復することであるかも知れない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...享年ヲ刻ンデ置ケバイヽ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...貪(むさぼ)るように享楽していたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...日光と空気とを充分に享楽してるのだ...
豊島与志雄 「自由人」
...思う存分の享楽をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...享保(きょうほ)頃の学者の字はまずくても...
夏目漱石 「草枕」
...支那人(しなじん)の一生(しやう)はその三つの享樂(きやうらく)の達成(たつせい)に捧(さゝ)げられる――などと言(い)ふと...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...真に芸術を愛するものの享受に待つためには...
野村胡堂 「楽聖物語」
...明るい健康な享楽を身につけるやうにするがいゝと思ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...不孝者のそしりさへ平気で享け流してゐるにも係はらず...
牧野信一 「剥製」
...それはそれとしての美と命とを享けている...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...この一時間に享けた方がたっぷりだと思わせて上げます...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...青春の享楽を先から先へ差し押える親明治時代の親たちが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...用いて尽きず施して足らざる事なき大歓喜の至楽を享(う)けられむ事を希望して息(や)まぬものである...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...馬や馬車や葡萄酒や僕婢やその他すべての富者の享楽品に課税した後に...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...その上に利益を享受するであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...彼の享楽人としての素質から生まれ出るのである...
和辻哲郎 「享楽人」
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