...俺にも亦此種の客觀性があつて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自分も亦おのづからそんな劣敗者であるからのけちな思ひ附きではないか知らんと反省する...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...願くば余も亦彼等の一人として存(のこ)ることなく...
内村鑑三 「聖書の読方」
...凡八百年間無言の石たりしは亦奇と謂ふべし...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...亦(また)彼(か)の壮(わか)い男が便所の口に立っているのを見たので...
田中貢太郎 「幽霊の衣裳」
...私も亦時にはさういふ風に考へた...
田山録弥 「孤独と法身」
...又吾々が概念を行使する場合も亦...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...その他任意の何々に於ける空間など(そしてヘルバルトの英知的空間の如きも亦)...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...主観客観の対立の関係に於ても亦...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この関係は叙述方法に於ても亦反復される...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...彼の哲学の歴史上の大きさの一つも亦...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...亦大同小異の模型に逢ふの感なからずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...日に増し其範囲がひろくなるにつれて其色も亦濃(こまやか)に染められて行く...
永井壮吉 「冬日の窓」
...大倭に冠たり)可惜柴亡豊亦滅(惜しむべし柴亡び豊また滅びぬ)荒池水涸緑莎多(荒池...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼も亦そのことを口にしないのを幸ひ苦しさを堪へて秘密にしてゐるのだ...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...将(はた)亦(また)風馬牛に遇せらるるか...
牧野富太郎 「植物記」
...夫人も亦同じ程度に肯定してゐるのが馬鹿々々しい...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...田荒盧亦燬...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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