...行家の義仲に於ける交誼かくの如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...自分は故早月氏には格別の交誼(こうぎ)を受けていたが...
有島武郎 「或る女」
...西本両氏と謀(はか)って故人の語学校時代の友人及び故人と多少の交誼(こうぎ)ある文壇諸名家の追憶または感想を乞(こ)い...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...なお他の多くの人よりも比較的親しく厚い交誼(こうぎ)を受け薫陶(くんとう)を受けた事は事実である...
高浜虚子 「子規居士と余」
...貧富の隔壁を超越仕り真に朋友としての交誼を親密ならしめ...
太宰治 「不審庵」
...おのれを慎んで人に驕(おご)らず永く朋友の交誼を保たしめ...
太宰治 「不審庵」
...深く生前の交誼を憶(おも)い...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...十一谷君とは大正十年以來の交誼を得ていたが...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...同館とは殆三十年間交誼のある巌谷小波先生に対してさえ...
永井荷風 「申訳」
...しかも交誼(こうぎ)を厚うする方便なりというか...
福田英子 「妾の半生涯」
...彼と交誼(こうぎ)を結ばん事を望み居たれば...
福田英子 「妾の半生涯」
...さなくばいつとはなしに交誼絶え果ててしまつた人々許りであるから...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...年来の交誼(よしみ)を捨て...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この聖なる結合を産み出すあの交誼交情には適していない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただある一点によってなりたつ交誼においては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...村中の仁義交誼(こうぎ)を怠らない気(け)ぶりを見せた...
夢野久作 「巡査辞職」
...以前の交誼(よしみ)があるとのことなので...
吉川英治 「三国志」
...交誼(こうぎ)も深い間がらには違いなかろうが...
吉川英治 「新書太閤記」
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