...同じ町内の交誼(よしみ)で椿岳は扇面亭の主人とはいたって心易く交際(つきあ)っていて...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...西本両氏と謀(はか)って故人の語学校時代の友人及び故人と多少の交誼(こうぎ)ある文壇諸名家の追憶または感想を乞(こ)い...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...日本への交誼をもとめてゐる申出のうちに...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...さうした交誼によつて從來のやうに特惠國ではないまでも...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...交誼を求めたに相違ないとおもわれるほどであった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...自分となお交誼(こうぎ)をつづけるためにしいて幻をかけようとつとめてるのを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ドイツで交誼(こうぎ)を結んだ美しい女優のコリーヌは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は、主要な人物たる雁金八郎と山下久内とに、共に交誼があり、山下敦子や綾部初子や杉生善作とは顔見知りであり、雁金の発明実験所や山下家の茶会や其他いろいろのところに、出入する...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...彼と交誼(こうぎ)を結ばん事を望み居たれば...
福田英子 「母となる」
...約に背(そむ)くの不義を咎(とが)むることなく長く交誼(こうぎ)を許してよという...
福田英子 「妾の半生涯」
...しかも交誼(こうぎ)を厚うする方便なりというか...
福田英子 「妾の半生涯」
...年来の御交誼(こうぎ)に対してまずお祝いを申し上げなければと父が申しておりましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...予は交誼上(こうぎじょう)これに応ぜねばならぬことになったので...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...ただある一点によってなりたつ交誼においては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...村中の仁義交誼(こうぎ)を怠らない気(け)ぶりを見せた...
夢野久作 「巡査辞職」
...生前の交誼(よしみ)をお思いなすって...
吉川英治 「剣難女難」
...生前の交誼(こうぎ)から...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...将来はご交誼をねがいたい」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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