...行家の義仲に於ける交誼かくの如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...自分は故早月氏には格別の交誼(こうぎ)を受けていたが...
有島武郎 「或る女」
...おのれを慎んで人に驕(おご)らず永く朋友の交誼を保たしめ...
太宰治 「不審庵」
...深く生前の交誼を憶(おも)い...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...日本への交誼をもとめてゐる申出のうちに...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...つい御交誼にあまえましてな!」と彼はヴェリチャーニノフの姿を見ると...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...両家の交誼はごく疎遠なものだった...
豊島与志雄 「叔父」
...うまく交誼(こうぎ)を結んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...十一谷君とは大正十年以來の交誼を得ていたが...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...諸外国と交誼(こうぎ)を修し...
中里介山 「大菩薩峠」
...私が父に服從してもしませんでも兩方の父は到底交誼を全うすることは出來ないのです...
長塚節 「教師」
...彼等(かれら)のやうな低(ひく)い階級(かいきふ)の間(あひだ)でも相互(さうご)の交誼(かうぎ)を少(すこ)しでも破(やぶ)らないやうにするのには...
長塚節 「土」
...生前の交誼を謝したり...
久生十蘭 「雲の小径」
...約に背(そむ)くの不義を咎(とが)むることなく長く交誼(こうぎ)を許してよという...
福田英子 「妾の半生涯」
...彼と交誼(こうぎ)を結ばん事を望み居たれば...
福田英子 「妾の半生涯」
...一度(ひとたび)交誼(こうぎ)を結ばんとの念はありしなるべし...
福田英子 「妾の半生涯」
...年来の御交誼(こうぎ)に対してまずお祝いを申し上げなければと父が申しておりましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この聖なる結合を産み出すあの交誼交情には適していない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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