...若いSは谷中のために一生を捧げたT翁の亡き後は...
伊藤野枝 「転機」
...辻川博士亡き後は...
海野十三 「地球盗難」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...手前亡き後の財政処理のこと...
直木三十五 「南国太平記」
...今――哲丸が立てば、わしの亡き後、必ず、哲丸を守る者と、それに反対する者とが、相争うであろう...
直木三十五 「南国太平記」
...これが、わしの、斉彬の孝心を、亡き後にも、完うさせるものだと、思うているが、何ういうものかの」伊勢は、黙って、俯向いておる、二人の心が、自分の説に同意していないのを、よく知っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...――町藝妓をして居たお紋は、受出されて丸山の荻野(をぎの)家に入り、本妻亡き後は、奧方同樣の侍遇(たいぐう)を受け、二年前に跡取の勇太郎まで生みましたが、亡くなつた本妻の弟で、變人扱にされてゐる高木銀次郎が、用人の大澤幸吉と腹を合せて、事毎にお紋母子を陷(おとしい)れようとしたといふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...亡き後までを氣遺ふは夫ゆゑ...
樋口一葉 「花ごもり」
...こういう偉い番頭がいたので主人亡き後も...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...淀君の役になって太閤亡き後の豊臣家の危急存亡の大事を心配する...
三浦環 「お蝶夫人」
...勇蔵が亡き後事大小となく皆彼が義務なるを思いつ...
宮崎湖処子 「空屋」
...馬十亡き後、如何にしてわれ等が命を繋(つな)ぎ候べき...
夢野久作 「白くれない」
...わしの亡き後は、その神効をことごとく学び取って、世の病者を救ってやってくれい」「えっ...
吉川英治 「三国志」
...ほかならぬ亡き後宇多の院だった...
吉川英治 「私本太平記」
...太閤(たいこう)の亡き後を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もちろん、世上へ出しているわけではないが、豊臣(とよとみ)秀吉などが、ここの寺製(てらづく)りの酒を賞美して、諸侯のあいだにも「天野酒」といって知れ渡っているので、秀吉の亡き後は、その余風もだいぶ廃(すた)っていたが、まだ年々製(つく)って乞われる檀家(だんか)へ贈る慣(なら)わしは残っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もし巌流亡き後は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...姉亡き後も音信をつづけ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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