...これは永年に亙る課長の修養の力でもあったり且又(かつまた)習慣でもあった...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...―――則重の唇を裂いてから更にその耳を奪うことに成功した約四箇月に亙る期間...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...長期に亙る一種の謹愼閉門であつて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...四カ月に亙る学園の紛争自身は...
戸坂潤 「社会時評」
...これは支那の上古史全體に亙る問題であつて...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...通鑑は長い年數に亙る歴史であるから...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...響き亙るように怒鳴った...
直木三十五 「南国太平記」
...しかし久しきに亙る習慣を変えるということは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一八一〇年及び一八一一年に著した英蘭(イングランド)の大部分に亙る立派な旅行記の中で...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これはヨオロッパの最大部分に亙る一般的不作があったからに外ならないのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...長期間に亙る退歩的運動と窮乏という非常に高い代価を払って購われたものであることが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...民主主義の社會にあつては市民の政治的活動は平均四十年間に亙るが...
三木清 「歴史哲學」
...その後の数年間に亙る時期に...
宮本百合子 「あとがき(『伸子』第一部)」
...初めて全面に亙る国民食の課題の参考となるだろう...
宮本百合子 「「うどんくい」」
...百枚近い文学のこの三四年間に亙る鳥瞰図的な推移図のかけたのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...生産文学から農民文学から知性の文学から生活派文学に亙るのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三代に亙る女性たちの生活だけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...八月四日より五日に亙る颱風のためノルダン・フィヨルドの附近にて海上に沒したる...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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