...井桁枠に石をみたしてこれを押える...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いと丁寧に塵なき井桁の端に載せた...
石川啄木 「葬列」
...東西南北に 確実な井桁(ゐげた)(市の 動脈)を 打ち重ねた 北海の 首府――石狩原野 の 大開墾地に 囲まれて...
岩野泡鳴 「札幌の印象」
...東西南北に確實な井桁(ゐげた)を刻み...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...薄野(すすきの)遊廓の井桁樓の青くさい一室で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「井桁樓の廊下に並んでゐたやうな潰け樽の中だ」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...黒地に思い切り派手な臙脂(えんじ)の井桁模様を染めだした着物を看た...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...派手な井桁模様の着物と置き換えてみましょう...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...彼は井桁形に建てられた家の高い部屋まで攀じ上ると...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...家の紋(もん)は井桁(いげた)の中に菊の紋だ...
夏目漱石 「僕の昔」
...その真中を通して三カ所ほどに井桁(いげた)に似た恰好(かっこう)の穴が掘ってある...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...井桁の下の凹みに隠れて娘に古風な飛道具を吹き付けたのを...
野村胡堂 「古城の真昼」
...井桁(いげた)を崩(くず)したり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...井桁(ゐげた)の下まで泥だらけだ」「そいつは空井戸だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...井桁(ゐげた)は栗材(くりざい)の頑丈なもので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...井桁の上に置きましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...青い美しい苔(こけ)が井桁の外を掩(おお)うている...
森鴎外 「杯」
...これにも井桁に橘の紋が...
山本周五郎 「長屋天一坊」
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