...その頃田畑用水掛井手(かけいで)や溜池(ためいけ)などを築くときに水盛違いで仕損じるのを防ぐためなのでした...
石原純 「平賀源内」
...井手(ゐで)の蛙(かはづ)の干したのも珍らしくないからと...
内田魯庵 「犬物語」
...やまの井の井手の禿木(をだまき)...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...井手逸郎さんの到着を知らしてくれる...
種田山頭火 「行乞記」
...井手君に・待ちきれないでそこらまで夕焼ける空・柱いつぽんをのぼりつくだりつ蟻のまいにち・ひるねの夢をよこぎつて青とかげのうつくしさ(松)改作・ひとりとんでは赤蛙(松)改作・暮れるとやもりが障子に恋のたはむれ七月十九日晴曇...
種田山頭火 「其中日記」
...これは井手薫氏が思いきって試みたものである...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...井手氏は中途で建造を放擲した由であるし...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...井手氏の創意を尊敬せしめる...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...井手曙覧(いであけみ)...
正岡子規 「墨汁一滴」
...(Lane,‘The Modern Egyptians, 1860,’ Everyman's Library ed., p. 177)大和物語に、内舍人なりける人、大三輪の御幣使に大和國に下り、井手邊で、美しい女兒が抱れて一行をみるを認めて、呼寄せみると末恐ろしい尤物だつたから、ゆめ異男し給ふな我に會ひ給へ、大になり給はん程に參りこんと、一件の豫約し、之を形見にし給へとて、帶を解て取せ、其兒の帶を取て去た...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...思はずも井手の中みち隔つとも言はでぞ恋ふる山吹の花とも言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...井手(いで)の蛙のひぼし哉(かな)とも評せられた...
柳田国男 「年中行事覚書」
...今井手川四郎五郎左衛門...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...途中山吹が多いので昔は名所といわれた――井手ノ玉川から丹羽氏の車は引っ返して...
吉川英治 「随筆 新平家」
...多賀か井手でお泊りにならねば」老人の答えをすぐ引き取って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...歸つて來る路の片側には小さな井手が流れてゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
...その井手のそばに通りかゝると...
若山牧水 「樹木とその葉」
...真日中の日蔭とぼしき道ばたに流れ澄みたる井手のせせらぎ道ばたに埃かむりてほの白く咲く野いばらの香こそ匂へれ桑の実のしたたるつゆに染まりたる指さきを拭くその広き葉に埃たつ野なかの道をゆきゆきて聞くはさびしき頬白の鳥腰から下をほの白く土埃に染めながら...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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