...五葉の松などが植わっていた...
芥川龍之介 「追憶」
...○靈山御山の五葉の松...
竹久夢二 「砂がき」
...この五葉の切りぬきを...
太宰治 「虚構の春」
...五葉の星形の弁の縁辺から放射し分岐して細かい網のように拡がっている...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...五葉子はそのころ庸三の娘たちをつれて...
徳田秋声 「仮装人物」
...田舎の人より短冊を請はれ已むことを得ず揮毫すること四五葉なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...橋口五葉氏は表紙其他の模様を意匠してくれた...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』上篇自序」
...五葉松の背景のある舞台奥にならんでいる...
火野葦平 「花と龍」
...〈三百二十五葉〉宗教の事に与聞(よぶん)する権利を論ずる章(撮要)〈上略〉回教征戦の名実につきては...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...もし五葉ノ松であったらその五本の針状葉の中心から枝が出て来る...
牧野富太郎 「植物記」
...池がことに自然にできていて、近い植え込みの所には、五葉(ごよう)、紅梅、桜、藤(ふじ)、山吹(やまぶき)、岩躑躅(いわつつじ)などを主にして、その中に秋の草木がむらむらに混ぜてある...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よい形をした五葉の枝に作り物の鶯(うぐいす)が止まらせてあって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...五葉山(ごようざん)の中腹の大きな岩の陰において...
柳田国男 「山の人生」
...山が同じく五葉山であるから...
柳田国男 「山の人生」
...似ておらぬからわが子でないという単純に失した推断は必ずしも独(ひと)り五葉山中の山人のみの専売でもなかったのである...
柳田国男 「山の人生」
...何代か前に菩提所から移したといふ五葉の松がある...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...六七里四方にこれ程の五葉はありません...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...五葉からなる脳は驚異的な発達を見せ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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