...そして二人は互いに理解するようにほほえみかわす...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...互いに認め誤って化け物に出会ったと思い...
井上円了 「おばけの正体」
...それではお互いに不便であるから...
海野十三 「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」
...互いに相手の有(する黄金メダルの)一片を奪わんも(のと暗殺者を送)りしため...
海野十三 「少年探偵長」
...互いに瞬(まばたき)して知らせあっている...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...そして各種族は互いに接触するごとに...
大杉栄 「征服の事実」
...「二年のあいだ私たちはお互いに邪魔をせずに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...互いに似ていないでもないが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...互いに深く夢想のうちに引き入れ合っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...互いにささやき合う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...氷の粒子が互いに付着して固い殻を作り...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...互いに他の身体の下へ滑(すべ)り込もうと争った...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...彼等は互いに相手の健康を訊ねあったが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...遂(つい)に成ったあとのあの空漠(くうばく)とした疲労をお互いに感じあって...
本庄陸男 「石狩川」
...この女に行逢(ゆきあ)って互いに喫驚(びっくり)したという話である...
柳田国男 「山の人生」
...ジョン・ソーントンとバックはお互いに見交わした...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...二人は互いに、こうした二人の心をハッキリと知り合っていながら、神様の責罰(いましめ)を恐れて、口に出し得ずにいるのでした...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...お互いに口も滅多にきかないし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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