...互いに励まし合いながら実験を一緒に行ったりしていました...
石原純 「マイケル・ファラデイ」
...互いに個人としての交際において...
大杉栄 「男女関係について」
...お互いに年をとった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...性格も互いにどこやら似たところがある...
太宰治 「十五年間」
...互いに背負われるやら抱かれるやら...
太宰治 「新釈諸国噺」
...お互いに、も少し緊張する事にしましょうよ...
太宰治 「新ハムレット」
...単に友を呼びかわしまた互いに警告し合うばかりでなくあるいはその反響によって地上の高さを瀬踏みするためにいくぶんか役立つのではないかと思われるし...
寺田寅彦 「疑問と空想」
...お互いに眼と眼を見合っていた――まるで躊躇しているようだった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...駆けながら互いに口をきいていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...互いにこう話している...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...お互いに重役だったことも社員だったことも考えないだろう...
永井隆 「この子を残して」
...三個ないし五個くらい互いにくっつき合ったものが多い...
中谷宇吉郎 「南極・北極・熱帯の雪」
...お互いに或る標準を打ち立てた上でなくては優劣は付くものでない...
「文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎」
...お互いに貸す意志も借りる意志もないのに...
林芙美子 「貸家探し」
...叔父とKとは互いに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...互いになにか思い耽(ふけ)っているようだったが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...互いに瞳を磨(と)いで...
吉川英治 「剣難女難」
...――けれど、表面はあくまでも、互いに、相手の歓心(かんしん)を求め、どちらも謙譲(けんじょう)の礼を取って、敢えて、驕傲(きょごう)に出るふうなどは毛頭もない...
吉川英治 「新書太閤記」
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