...感極まって互いにひしと抱き合い...
海野十三 「深夜の市長」
...かく互いに仇敵たるべき資格を充分に備えている動物個体が...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...互いに相輔(あいたす)け相親しみ...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...お互いにこの状態にいることのいかに危険であるかを痛感させられました...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...「その雨その煙がまた互いに生あるもののごとく睦み合っている」と...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...互いに小声で相談し合うひとりの友人もないのである...
太宰治 「逆行」
...互いの服装に就いて笑ったりなんかする者は無く...
太宰治 「新釈諸国噺」
...純粋性を友情に於いて実証しようと努め、互いに痛み、ついには半狂乱の純粋ごっこに落ちいる事もあります...
太宰治 「みみずく通信」
...叔父と丸山とは互いに気持を悪くしていたが...
徳田秋声 「足迹」
...私には互いに知り合いではありませんでしたが...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...互いに「近接」する対象を取らざるを得ないが...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...またわからなくなってはと互いに十分の警戒をしながら別れた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...互いに比べてみるおりを持たぬばかりに...
柳田国男 「雪国の春」
...そんなことを想像するおまえ自身を恥じなければならん」国許は国許同志であいみ互いか...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...お互いに惹(ひ)きあう気持は激しくなるだろうし...
山本周五郎 「花も刀も」
...互いに繁(はげ)しい...
吉川英治 「上杉謙信」
...お互いの張りと士気で昂(たか)め合っているものだ...
吉川英治 「私本太平記」
...どうやらお互いに...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索