...互いに心裏(しんり)をくまなくあい解するなどいうことはついに不可能事であろうと思うのである...
伊藤左千夫 「去年」
...それではお互いに不便であるから...
海野十三 「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」
...みんながお互いに馴れあうようなふうに...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...あたかも商売仇のような感じをお互いにもっていたときもあった...
中井正一 「「焚書時代」を脱却」
...落下の途中で互いに衝突した時くっついて...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...互いに顔を見ないようにしていらっしゃいました」疑わしいのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お互いに騙かしたり騙かされたりしているなんて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...互いにその所を得てともに全国の太平を護らんとするの一事のみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...仲よくして互いに助け合え...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...――そしてお互いが段々高慢に自分の立場を守るようになって参りました...
松永延造 「職工と微笑」
...お互いがお互いから切りはなして考えたことは...
宮本百合子 「家庭創造の情熱」
...彼らはもうお互いにも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...王侯は互いに戦いをかまえる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少なくともお互いの目が...
柳田国男 「雪国の春」
...「いま常陸介の申した意見をもっともと思う者は前へすすむがよい」かれらは互いに眼をみかわしたが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...お互いも油断なりませぬでの...
夢野久作 「名君忠之」
...お互いに、――もうこれなら...
吉川英治 「新書太閤記」
...お互いに人間だ、叡山(えいざん)だって、人間の住んでいる社会だ...
吉川英治 「親鸞」
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