...不恰好(ぶかっこう)な二階建ての板家に過ぎないのだけれども...
有島武郎 「カインの末裔」
...四角に室をめぐらした二階建てで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...南向きの二階建てで...
上村松園 「画室談義」
...くすぶった様な二階建ての長屋の一軒がそれであった...
江戸川乱歩 「鬼」
...古ぼけた木造の二階建て洋館は...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...全体で十二間(ま)ほどの二階建てコンクリートづくりの洋館なのですが...
江戸川乱歩 「大金塊」
...其家屋は二階建てのもので...
高濱虚子 「横山」
...病院と云っても二階建ての見すぼらしい医院で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...せいぜい二階建てが限度となったものであろう...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...狭い低い二階建ての建物で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その破屋は二階建てだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大井町!鐵道工廠の住宅地域! 二階建ての長屋の窓から...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...二階建てで倉なぞもありました...
林芙美子 「大島行」
...二階建ての四角なペンキ塗りの家があつた...
林芙美子 「瀑布」
...木の香も新しい寮造りの二階建てだ...
山本周五郎 「お美津簪」
...そこは左右が二階建ての長屋で...
山本周五郎 「季節のない街」
...二階建てで土蔵造りの書庫が付いていた...
山本周五郎 「新潮記」
...――文華堂は土蔵造りの二階建てで...
山本周五郎 「へちまの木」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??