...「二間先にあります...
...「二間歩いたら、右に曲がってください...
...「この部屋の広さは、二間あります...
...「二間離れた友達と遊ぶのは寂しいよね...
...「家を建てるとき、二間取れる広さの土地が欲しい...
...直径二間もありさうな大きい水車が...
石川啄木 「二筋の血」
...二間ほどさきに声をも立てず...
井上円了 「おばけの正体」
...水はもう一二間の所まで迫って来ていた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...下が二間なる家を借り...
大町桂月 「房州の一夏」
...奥行二間半計十二坪の広さであり...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ピイと発車の笛が鳴って、車台が一、二間ほど出て、急にまたその速力が早められた時、どうした機会(はずみ)か少なくとも横にいた乗客の二、三が中心を失って倒れかかってきたためでもあろうが、令嬢の美にうっとりとしていたかれの手が真鍮の棒から離れたと同時に、その大きな体はみごとにとんぼがえりを打って、なんのことはない大きな毬(まり)のように、ころころと線路の上に転(ころ)がり落ちた...
田山花袋 「少女病」
...そうなくてさえ薄暗い六畳二間ががらんとして荷物を運び出した後がまるで空家(あきや)のように荒れていた...
近松秋江 「うつり香」
...恵比須屋の上壇の座敷を二間も占領して...
中里介山 「大菩薩峠」
...良いお天気で、幅二間程の、下高井戸駅通りは秋の日をうけて黄色く乾いてゐる...
中原中也 「その一週間」
...歩けば歩(あ)るくほど新しい二間四方が露(あら)われる...
夏目漱石 「永日小品」
...その縄尻を二間ばかり畳から縁側に引いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二間ほどの空間を隔(へだ)てて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「八」「二間以上のものはありませんね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...反對側の方――二間ばかり先に匕首の鞘が落ちて居るのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...窓の方二間も先へ放り出した短刀と共に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それには先生の家として二間ある小屋が附屬してゐます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...間合は約二間、弥兵衛は青眼(せいがん)に構えた...
山本周五郎 「花も刀も」
...二間ほど向うの台所の囲炉裡端でもそろ/\夕飯が始まるらしく...
若山牧水 「木枯紀行」
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