...この町には、有名な天麩羅屋が二軒あります...
...残余(あと)の二軒は...
石川啄木 「刑余の叔父」
...二軒を済すべく出掛けた...
伊藤左千夫 「浅草詣」
...二軒は今では関係が絶えて小林の跡は盛岡に住んでるそうだ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...四つ辻(つじ)から二軒目に緑屋(みどりや)と看板のかかったたぶん宿屋と思われる家がある...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...其指図で北町裏の宿屋を一二軒敲き起した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そして、その三つ股道の左右に、鍵屋と、万(よろず)屋と、二軒の茶店が、角店として、旅人を送り迎えしていた(右角が、鍵屋であったという説もある...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...十二軒町と云って...
直木三十五 「死までを語る」
...百貨店が二軒コンクリートになり...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...その時海岸には掛茶屋(かけぢゃや)が二軒あった...
夏目漱石 「こころ」
...二軒長屋の方へ黒い者が逃げ込んだやうだとは言つてをりましたが」そんな話を聽きながら平次と八五郎は市ヶ谷の上總屋へ飛んだのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二軒目でわけもなくわかつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この二軒の花屋は...
堀辰雄 「美しい村」
...二軒目の席が遅れる...
正岡容 「寄席」
...炭屋は二軒あるので...
山本周五郎 「風流太平記」
...そのあとでさらに二軒ばかり訊いたらしい...
山本周五郎 「柳橋物語」
...ひと晩二軒やれば...
吉川英治 「折々の記」
...小さい筆禍川村印章店は馬車道から横浜公園へ向って柳並木になっていた住吉町通りの角から東側へ二軒目のちんまりした一店舗だった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...藥師さま附近の一二軒の小料理屋なども鄙(ひな)びていゝものであつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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