...この町には、有名な天麩羅屋が二軒あります...
...一町が間に一軒か二軒...
石川啄木 「病院の窓」
...多勢でしたらおもしろかろうと思って二軒いっしょにお互いこの稲刈りをしたのだが...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...初代さんの家(うち)はお隣りと二軒で一棟(むね)になっている...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...東の方に在る村は(●印は越後にぞくす▲印は信濃にぞくす)●清水川原(しみづかはら)村(人家二軒あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...この娘にはあの国道の家作が二軒附いていて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...モスクヴァに家作が二軒あること……そんな話をした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...八 黒焼き学生時代に東京へ出て来て物珍しい気持ちで町を歩いているうちに偶然出くわして特別な興味を感じたものの一つは眼鏡橋(めがねばし)すなわち今の万世橋(まんせいばし)から上野(うえの)のほうへ向かって行く途中の左側に二軒...
寺田寅彦 「自由画稿」
...ある学者が二軒の小鳥屋についてカナリヤが生む雛鳥(ひなどり)の雌雄の数を調べてみた処...
寺田寅彦 「話の種」
...其指図で北町裏の宿屋を一二軒敲き起した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この街にも豆腐屋が二軒ありますとかいう話をしてくれた...
中谷宇吉郎 「荒野の冬」
...「何處へ行くんです? 親分」「御浪人の家を覗いて見るよ」「うるさい二本差ですよ」「うるさいくらゐの方が宜いよ、よく物を言ふから」平次はそんな事を言ひながら、二軒長屋の一方、浪人庵崎數馬の家のお勝手口に立つてをりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二軒長屋の方へ黒い者が逃げ込んだやうだとは言つてをりましたが」そんな話を聽きながら平次と八五郎は市ヶ谷の上總屋へ飛んだのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二軒目でわけもなくわかつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから一軒二軒三軒といわれたところの...
橋本五郎 「地図にない街」
...二軒目に表二階に手摺(てすり)のある...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...炭屋は二軒あるので...
山本周五郎 「風流太平記」
...その二軒に限っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...と云っても大きいのは二軒だけだが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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