...彼女は二歳次の弟がいます...
...娘が十二歳になるので、誕生日プレゼントを考え中です...
...山に木の生えてゐることを初めて見て驚いたのは十一二歳の頃秩父郡に旅行した時でありました...
石川三四郎 「浪」
...二十二歳という齢が俺をウブに見せたのだろうか...
高見順 「いやな感じ」
...十二歳になると、奉公盛り、十三、十四となると、ちっと薹(とう)が立ち過ぎて使う方でも使いにくくて困るといったもの……十四にもなってぶらぶら子供を遊ばして置く家があると、「あれでは貧乏をするのも当り前だ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それは後の話だが、自分がその明治三十五年、二十二歳の二月、無事横浜に上陸して、日本だ、これが日本だ、自分もいよいよこの先進国で、あたらしい学問に専念できるのだ、と思った時には、自分のそれまで一度も味(あじわ)った事の無かった言うに言われぬほのぼのした悦(よろこ)びが胸に込み上げて来て、独逸行きの志望も何も綺麗(きれい)に霧散してしまったほどで、本当に、あのような不思議な解放のよろこびは、これからの自分の生涯において、支那の再建が成就した日ならともかく、その他にはおそらく再び経験することが出来ないのではなかろうかと思われる...
太宰治 「惜別」
...木活字風の字形で「皇國ニ英學ノ行ハルルハ他ニ非ラス所謂彼ノ長ヲ取リ我ノ短ヲ補ハンカ爲ナリ其ノ長ヲ取リ短ヲ補フハ 皇化ヲ萬國ニ輝カサン爲ナリ」とはじまつてゐて「明治二歳己巳正月...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...日本を十二歳ぐらいの子どもだといったのは...
中井正一 「大衆の知恵」
...十二歳で歌劇(オペラ)を作曲し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...伝右衛門氏が五十二歳であるということや...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...妻益四十二歳、子女は榛軒二十一歳、常三郎二十歳、柏軒十五歳、長十一歳である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此年瑞英四十二歳であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...当時良三(りやうさん)と称してゐた談話者塩田氏より長ずること二歳であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...父允成(ただしげ)は四十二歳...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それは彼女が十二歳になった初夏のことであるが...
山本周五郎 「落ち梅記」
...長女のはるが十二歳...
山本周五郎 「季節のない街」
...藤右衛門より二歳の年かさである...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ぼくが十一、二歳の頃、ぼくの家に泥棒がはいつた...
吉川英治 「折々の記」
...二十二歳の青年なみの観察は持っているが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...妻と定められた葵の上をきらって一途に継母を恋い慕う十二歳の源氏である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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