...二束三文で買えるのです...
海野十三 「第五氷河期」
...あの興福寺の塔などが二束三文で売り物に出たけれども...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...各地の僧院の蔵書が二束三文で売り飛ばされるようになったので...
辰野隆 「愛書癖」
...これを手放すとなると二束三文である...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの百観音を二束三文で古金屋に払下(はらいさ)げ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...がらくた売つた処が二束三文で...
林芙美子 「朝夕」
...貴重なものを二束三文で買いたたく輩(やから)は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...二束三文で売らせてもさっぱり捌(さば)けなんだと聞く...
南方熊楠 「十二支考」
...二束三文で買いとつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...現在国宝の蔵書ぐるみ二束三文で売りに出されたこともある...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...二束三文で全てを賣り拂つた金で大盡遊びを續け...
若山牧水 「樹木とその葉」
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