...うすのろだとか二本棒だとか...
岩野泡鳴 「耽溺」
...アダムの二本棒(にほんぼう)が意地(いぢ)汚(きたな)さの摂(つま)み喰(ぐひ)さへ為(せ)ずば開闢(かいびやく)以来(いらい)五千年(ねん)の今日(こんにち)まで人間(にんげん)は楽園(パラダイス)の居候(ゐさふらふ)をしてゐられべきにとンだ飛(とば)ツ塵(ちり)が働(はたら)いて喰(く)ふといふ面倒(めんだう)を生(しやう)じは扨(さて)も迷惑(めいわく)千万(せんばん)の事ならずや...
三文字屋金平 「為文学者経」
...「お前がそんな二本棒だから...
徳田秋声 「あらくれ」
...二本棒あ」「何んじゃ」「うわあ...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...二本棒とは何じゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...女にかけては根っから二本棒の殿様だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「そうら二本棒だつて云はれてらあ...
長塚節 「おふさ」
...「おれはお前の考えてるような二本棒(にほんぼう)じゃないよ」「そりゃそうかも知れません...
夏目漱石 「明暗」
...二十八の二本棒にやっちゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鼻の下に胡粉(ごふん)で二本棒を描く男も迷はせる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二本棒だのでれすけだのと罵られた――これは周知の如く...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そしてお前が二本棒か...
三好十郎 「斬られの仙太」
...そしてお前が二本棒か...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...(グッと上段に構え直す)長五 (ツツと後へ退りながら)斬って見ろ! 二本棒め! 畜生! ち...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...いつも二本棒を垂らしている...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...* 細君に不行跡をされて知らずにいる二本棒の亭主のことをコキュという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二本棒は体質からか...
柳田国男 「故郷七十年」
...俺をいい二本棒に見立てやがったんだな...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
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