...二度三度注意しても、彼女はまた同じミスをした...
...二度三度話し合ったけど、なかなか意見がまとまらない...
...二度三度考えた末、転職の決断をした...
...二度三度確認したけど、やはりその情報は誤りだった...
...二度三度聞き返しても、彼の言っていることが理解できない...
...それが二度三度と続けて来ると突然今日食べた胡瓜の事を思ひ出した...
有島武郎 「お末の死」
...二度三度物を打つように烈しく振り卸(お)ろすのだった...
有島武郎 「星座」
...二度三度と霜が来るに従って...
石川欣一 「可愛い山」
...唾に濡した小指で其紅を融かし始めて二度三度薄からぬ唇へ塗りつけた...
石川啄木 「葬列」
...こうして二度三度四度とやりかえすために...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...一生懸命努めてしているような微笑の顔を二度三度うなずかせた...
高見順 「如何なる星の下に」
...私の一度ならず二度三度の醜態のために...
太宰治 「虚構の春」
...二度三度詑(わ)びを云った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...またも続けざまに二度三度はばたきをしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...宇治山田の米友は、こうして、しばらく空をながめて突立っていましたが、なんとなく名状し難い、一種の空虚な感じが頭の中にわいて来て、たまらなくなったものと見え、松の根方に、またも二度三度、じだんだを踏んで、「ばかにしてやがら」と言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...二度三度と重なると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一度ならず二度三度も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...同じ処を二度三度検めたところで仕方がねえ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...二度三度は響きつれど...
久生十蘭 「玉取物語」
...そのうち、京都の万里小路(までのこうじ)というお公卿(くげ)のお姫さまの殺手姫(さでひめ)さまというお方にお見知りをいただき、その後二度三度、大音寺(だいおんじ)前の田川屋(たがわや)や三谷橋(さんやばし)の八百善(やおぜん)などでお目にかかっておりました...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...「……たべてえとおもったら……」顎で二度三度肯いておいて...
正岡容 「小説 圓朝」
...元気とは云ってももう二度三度出ていらっしゃれるかどうか分らないのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...次郎の胆刺(きもざし)は二度三度空(くう)を突いて...
吉川英治 「江戸三国志」
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