...書物(かきもの)に屈(かが)んだままの二官は...
吉川英治 「江戸三国志」
...「お父さん」「…………」二官は腕を組んだまま...
吉川英治 「江戸三国志」
...何しろ、十六、七までは、欲しいと思う紅を求め白粉(おしろい)を得ることさえもできず、極端な不自由と束縛された生活が、年頃になって、殊に龍平という悪い虫がついてから、にわかに異常な虚栄を張るようになりましたが、二官には、その怖ろしい物質慾の芽生えも、お蝶の、青春の危機にも気がついていない...
吉川英治 「江戸三国志」
...「む……むウム……」二官が寝返りを打った途端に...
吉川英治 「江戸三国志」
...相変らず二官(かん)に口実をもうけては出歩いている...
吉川英治 「江戸三国志」
...おめえの身の破滅は元よりおやじの二官まで飛んだ目にあう事になるんだぜ」「だから...
吉川英治 「江戸三国志」
...二官というなあ、ころびばてれんの今井二官よ、山屋敷の中であの花櫛の似合う娘といえば、お蝶というその女よりないはずだ...
吉川英治 「江戸三国志」
...洗い張りをした二官の袷(あわせ)を仕立て直しているのですから...
吉川英治 「江戸三国志」
...二官は束縛された境遇を窮屈とも思わず...
吉川英治 「江戸三国志」
...机によっている二官のうしろへ今もうごいて...
吉川英治 「江戸三国志」
...二官は机から重い胸を離すと...
吉川英治 「江戸三国志」
...二官の不機嫌な原因がこれに...
吉川英治 「江戸三国志」
...お蝶の行状をいきどおる前に、二官は、おのれの身を責めさいなんで、血を吐かせてもあき足らなく思う...
吉川英治 「江戸三国志」
...お前を存分に恥かしめただけの話だ」「羅馬……」二官は鉄窓に両手をかけたまま...
吉川英治 「江戸三国志」
...父二官の妙に空虚(うつろ)に光る眼は...
吉川英治 「江戸三国志」
...二官殿の遺志をついで...
吉川英治 「江戸三国志」
...二官様の顔つきでも夢の中でごらん遊ばせ...
吉川英治 「江戸三国志」
...二官兵衛は信長の直臣ではないが...
吉川英治 「黒田如水」
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