...葉は茂つても遂に実を結ばずして朽ち果てる...
石川三四郎 「土民生活」
...生中(なまなか)に小さい文壇の名を歌われて枯木(かれき)の如く畳の上に朽ち果てるよりは...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...主膳もこのまま朽ち果てるとも限るまいから...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの小舟が朽ち果てる以前から来ており...
中里介山 「大菩薩峠」
...――一生島で朽ち果てる積りなのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...玄関脇の薄暗いところで朽ち果てる覚悟をしたのだとばかり思って...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...スパイは異国の監獄で朽ち果てるし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ついには朽ち果てることを認める」からであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なにこれで朽ち果てるほど老耄(ろうもう)はしておらぬ...
山本周五郎 「新潮記」
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