...二合半(こなから)傾(かたむ)けると殊勝(しゆしよう)でなく成(な)る...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...馬は二合半で乗り捨てて...
高浜虚子 「富士登山」
...われ等が馬を乗り捨てた二合半は脚下に見下ろされて...
高浜虚子 「富士登山」
...登る時は半日かかった所を僅か一二時間で二合半まで走り降る事が出来た...
高浜虚子 「富士登山」
...人に可愛がられて菓子だのお菜(かず)だのをもらふから一日の米二合半の代五銭さへあればいいし...
中勘助 「銀の匙」
...飯田町(いいだまち)の二合半坂(にごうはんざか)は外濠(そとぼり)を越え江戸川の流を隔てて小石川牛天神(うしてんじん)の森を眺めさせる...
永井荷風 「日和下駄」
...二合半坂の親分さんはお才さんとかいう女の人ばかり責めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「二合半坂の兄哥(あにき)には済まないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後ろの方では二合半坂の市蔵が眼を光らせております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御臺所町や二合半坂(こなからざか)の辻番からは寄り付かうともせず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「二合半坂(こなからざか)の石垣の下に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八」二合半坂のとある屋敷の横手...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錢形の親分――親分は二合半(こなから)坂の春日家の貧乏屋敷を知つてゐるかな」「――」平次はうなづきました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二合半坂のお旗本...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二合半(こなから)坂當家屋敷下の血の跡と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二合半坂から死體を引ずつて來たためだと申しましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二合半(こなから)坂の春日邸下になすつたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それにはざっと二合半入りの...
柳田国男 「母の手毬歌」
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